中強高弱 ~函館のスポーツ事情~
長男が所属する少年サッカーチームは、息子が最終年度となった今年、主要大会で上位進出することが出来ず、試合に出るようになって初めて道大会を経験できない残念な1年となってしまいました。それでも大会ごとに一喜一憂、子供のスポーツはプレーヤー以上に親の方が力が入るもの。この数年、自分の知らなかった世界を楽しませてもらいました。入ったばかりのことを思えば、息子がこのチームの主戦メンバーでいること自体驚くべきことです。この先、サッカーを続けていくかどうかはわかりませんが、あと数ヶ月、残されたいくつかの大会で、親に快感を与えてほしいと思っています。
ところで、「スプレッド・イーグルFC函館」という中学生を対象としたサッカークラブチームが、現在行われているU-15の全国大会で、Jリーグの下部組織のチームらと堂々と渡り合いベスト8進出を決めています(画像はトーナメント表・クリックで拡大します)。このチームは近年、北海道では常に上位を争い、元々北海道のチームが強いフットサルでは全国制覇を達成するなど、全国的にも一目置かれた存在となっています。この他、函館・道南地区では小中学生の陸上競技のレベルも高く、全国で上位を争う選手を輩出したり、中学生の駅伝は男女ともに道内トップクラスです。
ところが高校になるとサッカーや陸上に限らず、今世紀になってこの地区からは甲子園の土を踏んだ高校は無く、主要スポーツで北海道の頂点を争うことすら稀になっています。これは良し悪しは別として、函館には道内、あるいは全国各地から有力選手を集めるようなスポーツに力を入れる高校が無く、その結果この地の才能を持った子供達は、高いレベルで競技を続けたければ道内他地域や他県の有力校へ進学し、この地を離れなくてはならないことに起因しています。親としても、地域を愛するものとしても残念なことです。全国から(場合によっては海外から)人を集めて全国大会に出るような高校もどうかと思いますが、中学のレベルを維持するべく、函館にもう少しスポーツに力を入れる高校が出てきてほしいものです。学力もスポーツも高いレベルで道内外から人が集まるような私学を目指せば、競争力の面でも優位に立てると思うのは素人の発想でしょうか。そんな中、おそらく道内上位と互角に渡り合えるだけの力を付けてきた、函館ラ・サール高校の野球部とラグビー部の来年に注目しているところです。
長男の少年サッカーは今年度で終了ですが、来年は次男がレギュラー(たぶん)として少年野球を戦います。全道大会を意識できるようなチームではありませんが、もしかしたら将来プロになるようなピッチャーが転校してくるかもしれないしと勝手に妄想したりして、親の楽しいエゴは続きます。
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