光明!7度目の函館ハーフ
朝、目が覚めたときは今日はどうなることかと思うくらいの土砂降りの雨。私が出場した過去6年間、函館ハーフ当日、雨に見舞われたことは1度もありません。走る方はともかく、応援する人には厳しい環境と思っていましたが、幸い競技場に到着するころには小雨に変わり、スタート直前にはその雨もやみました。
今年は所属する団体でフルマラソンの創設活動に取り組んでいることもあり、その団体で活動をアピールするランシャツを作成し、初めてチームとしての出場です。総勢ランナー15名に、横断幕を掲げた応援団約20名。最近は、家族に見取られることもなく孤独に走り続けている中年ランナーにとって、これは大きな励みとなりました。ランシャツ効果も大きく、至るところで声を掛けられたり、スタートで列に並んでいると「めざせ2014はこだてフルマラソン」と書いたロゴを見て、「新幹線に合わせてやるんだね」と話す声が聞こえてきたり、少なくとも関心あるランナー達には大いにアピールできたと思います。
今年から定員を4千人に倍増した函館ハーフ。15%近い棄権もあり、実際にスタートに並んだのは3100名程とのことでしたが、人数増加で気にしていたスタートの並び方は、後方の列が競技場トラック内の芝生を使用することで問題なし。これならフル同時開催で、定員が1万人になったとしても対応可能です。
さて、連続7度目となった私の挑戦。近年は常にサブ90狙いですが、数分手前で足踏み状態。この数分の短縮が如何に難しいか知り尽くした私は、直近の練習タイムなどから、自己記録更新は可能でも、今のレベルではサブ90は厳しいと察しながらレースに臨みました。スタートは陸連登録ということで最優遇前方スタート。しかし、陸連登録選手ってこんなにいたっけ?と思うほど、最前列のスタートゾーンは混みあって(300名くらい?)いました。私同様、定員倍増で駆け込み登録したランナーも多かったのでしょう。
それでもスタートロスは3秒ほど。前を捌く手間もなく順調にスタートを切れました。後は速いランナーに混じって突っ込み過ぎないよう注意して、気持ちよいペースを意識しました。4分10秒くらいと思った最初の1kmはGPS測定で4分ジャスト。標識通過は同10秒弱。この差はスタートロスと実際に走った距離との誤差ですが、押さえたつもりでも少し速くなっています。次の1kmも4分ちょうどでやはり理想より少し速いペース。その後は4分10秒台に落ちて5kmの標識通過はジャスト21分。GPSでは20分50秒で、これは正に予定通りです。6~7km、函館ハーフ唯一のきついアップダウンも4分20秒台と想定値で切り抜け、ここから再び4分10秒台に上げたいところでしたが、20秒を切れません。並走するランナー達に少しずつ置いていかれ、「あ~、今年も平凡なタイムになるかも。」と思い始めました。
しかし、曇天で小雨まじりながら風も強くなく、おそらく走る条件としては過去6年と比較して最も好環境のお陰もあろうかと思いますが、大きく減速することはありませんでした。10km通過は43分ジャスト。GPSでは42分40秒台で、昨年より速く、実力を出し切っているタイムです。そのうち、出張の移動時間の暇つぶしに買った、ランニングフォームのことを書いた”文庫本”に書いてあったことを思い出しました。一般的な入門書や専門誌に書いていない新発見は、股関節というのはビキニラインではなく腰の左右あたりであり(私を含め勘違いしている人が多いとのこと)、地上からの力をここで受けて、お尻の筋肉を利用して走ることで推進力が増すというもの。なるほどと思いながらも、出張から帰ってきたのが前日だったため、試すことができずにいたのですが、ふと、やってみようと思いました。
これが当たり、少し意識を変えただけで、心拍数はまったく変わらずに目に見えてスピードアップ。遅れかけていた集団に追いつき、長時間並走していたランナーも後ろに落ちていきました。疑心暗鬼でラップをみると12~13kmのラップは4分15秒。軽い追い風で僅かな下りと、条件の良いところではありますが、10kmを過ぎてからの4分10秒台へのペースアップは自分の中では奇跡。しかも疲れは感じません。14kmの折り返しは60分少々。サブ90は難しくても、自己ベストは見えてきました。
折り返し後、軽いながらも逆風と登り坂で、15kmまでのラップは4分30秒近くに落ちましたが、その後も4分20秒台前半をキープ。残り5kmで、km5分でも1時間35分、4分30なら自己ベストじゃん、と逆算。随所で応援してくれる仲間の応援と、すれ違う同じユニフォームを着たチームメイトの力走も力となり、ここにきて不思議なくらい疲れはありません。レース中に修正した新フォームでラストスパートといきたかったところですが、前夜、我慢できずにやってしまった”掟破りの”晩酌が良くなかったのか、お腹の調子が今ひとつ。無理をすると、奥の方の痛みが、肛門付近にやってきそうな気配。タイムを短縮できてもサブ90は難しそうだし、折角順調にきているのに、トイレに駆け込んだら元も子もないと思い、ペース維持を決意。初めて1時間30分前に競技場に戻り、1時間32分切りが見えたラスト100メートルだけプチスパート。ぎりぎり31分台の自己ベスト更新となりました。
普通なら、今年もサブ90達成できず悔しいと思うところですが、レース中に”開眼”した新フォームに、kmあたり6秒の短縮は可能と壁突破の視界が大きく広がる嬉しい自己記録更新。チームで参加したメンバーは、初出場の女性も含め見事全員完走。チームならではの夜の打ち上げでは、我慢していた日本酒をたらふく注入し、気分よく千鳥足で帰宅しました。
ハーフのサブ90、フルのサブ3.5が見えてきた私は、「めざせはこだてフルマラソン」のユニフォームを着用して年内あと2レース、大沼グレートランと下関海響マラソンに出場し、道内外に函館フルマラソン創設活動をアピールしたいと思っています。
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こんばんは。去年一度お邪魔しました札幌の小川です。
ハーフ自己ベストおめでとうございます。
(また遅ればせながら北海道マラソンの自己ベストも)
ともにもう少しですね。更新するときはあっけないくらいにあっさりです。来年は期待できますね。
お忙しいでしょうが、どうか頑張って下さい。応援しております。
函館のフルマラソンも期待しております。
函館がフルになったら余市に行っている我がクラブのメンバーも函館に遠征してくると思います。私も年一度と決めているフルが二度になると思います。
今年は父が亡くなり自分の意思の弱さも重なり思うように練習ができませんでした。年1回ずつのフルはワースト更新しましたが、函館の方は何とか自分なりに頑張れました。
ハーフ参加から13年、フル9年でようやく練習方法も見えてきました。またやり直しです。
それとてんぷら好きなのでブログで紹介されていた念願の松本に行ってきました。気さくなご主人から私と同じ歳の冷蔵庫を紹介されました。美味しかったです。冷蔵庫と同じように来年も頑張って、また食べに行けたら最高だと思います。
長々ととり止めも無く申し訳ありませんでした。
お体に気をつけてお過ごしください。
それでは来年の北海道マラソンで。
投稿: 小川聡 | 2012年10月 2日 (火) 23時49分
今晩は。
大間原発が特に恐ろしいことがよく分かりました。このままではFukushimaなんてものではないですね。函館、道南は壊滅です。日本全国の問題としても国会議員の方々にはしっかり函館、道南を守るために国会で、市民、市長とともに頑張っていただきたいです。
投稿: どさんこ100 | 2012年10月 4日 (木) 19時51分