新潟紀行
私の出張といえば大半が札幌、次に青森、あと年に1回程度の東北、北海道の主要都市にこれから増えるであろう首都東京。ところが、今年は普段めったに行くことのない都市を訪れる機会に恵まれています。今回は新潟。観光協会の任務ですが、函館ハーフの前日までの3日間であることに後で気付きました。・・・という訳で、戻ってきたのは数時間前。おいしい日本酒をついつい飲みすぎましたが、失速の言い訳には致しません。
東京に住んでいたころ何度か訪れたことのある街ですが、たぶん15年ぶりくらいでしょうか。函館からの直行便は無く、電車で行くには大移動。当初、羽田経由の新幹線乗継と思っていたのですが、最も早くて安いのが一旦千歳空港に北上して、新潟空港へ乗り継ぐこと。函館⇒新千歳と、新千歳⇒新潟が同じ機材だった(千歳で一度降ろされるが)のにも驚きましたが、函館から3時間足らずで新潟に着けるのにも驚きました。さらに驚いたのは、市役所の方も同じ会合へ出席したのですが、市役所の決まりでそれがどんなに安くても、そして時間がかからなくても目的地に対して遠くへ離れる行程は許されないとのこと。今回は東京での仕事もあったため、羽田経由で来たそうですが、本来はそれも許されないとのこと(1日無駄にしても、値段が高くてもJR乗継で来なくてはならないそうです)。これをお役所というのでしょう。誰か問題提起しないのでしょうか(上写真は新潟市のコンベンション施設「朱鷺メッセ)。
話題が逸れてしまいましたが、今回の目的地は長岡市寺泊。長岡市は11市町村!という大合併をしてほぼ函館と同規模の人口となりましたが、旧20万都市。しかし長岡駅前は、こと駅前に関しては政令指定都市新潟市以上の賑わい。おそらくコンパクトシティの成功例なのでしょう。駅と市役所(写真・これ、長岡市役所です!)が直結し、駅周辺には多くの高層マンションが建っています。商店街は昭和の趣もありますが、それなりの人通りです。人が集まる公共施設と、居住施設を中心街に戻すことで、自然と商業者も戻ってきます。長岡も一時は郊外化、駅前の空洞化が進んだそうです。県庁所在地ではない地方都市。強い政治力がある(あった?)とはいえ、函館も見習うところが多い街です。
函館市民にとってなじみの薄い街であり、私も旧寺泊町は2度目でも長岡市内は初めて。昼時の1時間の滞在時間、この街ならではのものを食べたいと思い、B級グルメ長岡で検索すると、洋風かつ丼なるものが(写真左)。長岡市では当たり前に食べられているものだそうです。ふと、思いました。観光客の立場では、同じご当地グルメでも”伝統”、地元の人が食べているものに関心があります。特に知らない街へ行くと、観光のために新たに造られたものには興味が沸きません。新幹線開業にあたり、誘客対策として考えるべきところです。味はB級でしたが(失礼)、旅の思い出に残りました。
仕事の内容を綴っても面白くないので省きますが、この秋、なかなか行けない街へ旅(出張)します。いろいろ学ぶものも多いので、ブログで紹介したいと思います。
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