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2012年9月

2012年9月29日 (土)

新潟紀行

私の出張といえば大半が札幌、次に青森、あと年に1回程度の東北、北海道の主要都市にこれから増えるであろう首都東京。ところが、今年は普段めったに行くことのない都市を訪れる機会に恵まれています。今回は新潟。観光協会の任務ですが、函館ハーフの前日までの3日間であることに後で気付きました。・・・という訳で、戻ってきたのは数時間前。おいしい日本酒をついつい飲みすぎましたが、失速の言い訳には致しません。

Niigata_2東京に住んでいたころ何度か訪れたことのある街ですが、たぶん15年ぶりくらいでしょうか。函館からの直行便は無く、電車で行くには大移動。当初、羽田経由の新幹線乗継と思っていたのですが、最も早くて安いのが一旦千歳空港に北上して、新潟空港へ乗り継ぐこと。函館⇒新千歳と、新千歳⇒新潟が同じ機材だった(千歳で一度降ろされるが)のにも驚きましたが、函館から3時間足らずで新潟に着けるのにも驚きました。さらに驚いたのは、市役所の方も同じ会合へ出席したのですが、市役所の決まりでそれがどんなに安くても、そして時間がかからなくても目的地に対して遠くへ離れる行程は許されないとのこと。今回は東京での仕事もあったため、羽田経由で来たそうですが、本来はそれも許されないとのこと(1日無駄にしても、値段が高くてもJR乗継で来なくてはならないそうです)。これをお役所というのでしょう。誰か問題提起しないのでしょうか(上写真は新潟市のコンベンション施設「朱鷺メッセ)。


Dsc_0383_2話題が逸れてしまいましたが、今回の目的地は長岡市寺泊。長岡市は11市町村!という大合併をしてほぼ函館と同規模の人口となりましたが、旧20万都市。しかし長岡駅前は、こと駅前に関しては政令指定都市新潟市以上の賑わい。おそらくコンパクトシティの成功例なのでしょう。駅と市役所(写真・これ、長岡市役所です!)が直結し、駅周辺には多くの高層マンションが建っています。商店街は昭和の趣もありますが、それなりの人通りです。人が集まる公共施設と、居住施設を中心街に戻すことで、自然と商業者も戻ってきます。長岡も一時は郊外化、駅前の空洞化が進んだそうです。県庁所在地ではない地方都市。強い政治力がある(あった?)とはいえ、函館も見習うところが多い街です。

Dsc_0382函館市民にとってなじみの薄い街であり、私も旧寺泊町は2度目でも長岡市内は初めて。昼時の1時間の滞在時間、この街ならではのものを食べたいと思い、B級グルメ長岡で検索すると、洋風かつ丼なるものが(写真左)。長岡市では当たり前に食べられているものだそうです。ふと、思いました。観光客の立場では、同じご当地グルメでも”伝統”、地元の人が食べているものに関心があります。特に知らない街へ行くと、観光のために新たに造られたものには興味が沸きません。新幹線開業にあたり、誘客対策として考えるべきところです。味はB級でしたが(失礼)、旅の思い出に残りました。

仕事の内容を綴っても面白くないので省きますが、この秋、なかなか行けない街へ旅(出張)します。いろいろ学ぶものも多いので、ブログで紹介したいと思います。

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2012年9月25日 (火)

今年も迫る!2012函館ハーフ

Dsc_0348プライベートでは私にとって1年の計、函館ハーフマラソンまであと1週間を切りました。今年は所属する団体で、フルマラソン創設活動をアピールするランシャツを作成、総勢十数名がこれを着て出場します。そのほとんどが40代。もちろん以前から出場している仲間もいますが、幸か不幸か私がこんな活動をしていなければ、20km以上続けて走ることなど一生無かったであろう中年達?が、身を削って協力してくれています。同じTシャツを着た沿道の応援を含めると約30名。2年後に函館でフルマラソンを実現するために、多くの仲間が応援してくれることに感謝以外ありません。

さて、このランシャツを着る以上失速する訳にはいきません。この半年、走行距離は昨年の2割増し。体重も去年の同時期より1kg少ない高校3年生当時の重さ。この1ヶ月は心拍数に負荷をかけるトレーニングで、10kmのトレーニングコースでのタイムトライアルでも自己記録を更新しました(わずか数秒だが・・・)。とはいえ、あと3分余りに迫っているサブ90が、そんなに甘くないことは百も承知。過去3年の函館ハーフは、1時間33分33秒、同33分22秒、同34分28秒と完全に頭打ち。km4分10秒台で走れるのは、毎回10km前後までです。

今年は陸連登録したため、ゼッケン番号は初の2桁。スタートは優遇措置でほぼ最前列。事実、このための陸連登録です。これだけで速くなった気分ですが、油断禁物。昨年陸連登録したラン仲間は、気が付けば実業団のトップ選手と上位集団を形成し、後半の大幅失速を招いたと言っていました(当たり前だ!)。最初の2kmくらいは少し速いくらいで気持ちよく入るのが第一目標です。特に練習では中々切れない、km4分を切らないで入ること。アドレナリンの影響で、本大会のスタート直後では不思議と楽に切れてしまうのですが、これが後々響きます。

最初の5kmまで、km4分10秒前後で入り、青柳町のアップダウンで少し落ちても4分20秒台。その後の平坦で4分10秒台に戻して15km地点まで。そこからラストは根性で、落ちても4分30秒以内でいければ自己ベスト、残り3kmで逆算してサブ90の可能性があれば死力を尽くすのが、今考えている作戦です。同じユニフォームを着た沿道の応援に乗せられて、気分良くゴールしたいものです。

気になるのは週末の気温。残暑の名残か、現在の予報ではこの時季としては季節はずれの夏日の予想。マラソンはフルもハーフも僅かな気温の差が、タイムに大きな影響を与えるだけに、秋らしい乾いた涼しい空気の中で走りたいものです。

残り5日、軽いジョグで疲れをとり、ケガ無くスタートラインに立ちたいと思います。走る方、沿道で応援をされる方、写真のユニフォームを着て走るランナーを見たら、「頑張れフルマラソン」とひと声かけてくれたら幸いです。

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2012年9月24日 (月)

自民党総裁選所見発表演説会

Dsc_0372混乱を避けるためか、事前に大きく報道されることはありませんでしたが、自民党総裁選候補者による演説会が本日、市内ホテルで開催されました。道選出の町村代議士は体調不良で出席できませんでしたが、安部晋三元首相をはじめ錚々たる4名のメンバーの演説会。この中から次期首相がでることは、ほぼ間違いありません。何でもこの演説会が開催されるのは、北海道では札幌とここ函館だけとのこと。近い将来確実視されている衆議院の解散総選挙に向けて、当選挙区に対する自民党の意気込みが感じられます。

先週、この演説会のお手伝いをお願いされていたのですが、これだけの政治家の話を直接聞くチャンスなどそうはありません。二つ返事で快諾しましたが、よく考えてみれば何を手伝うのかさえ聞いておらず、場合によっては肝心の会場に入れない可能性もありました。幸い与えられた役割は、会場の誘導係。700席用意された椅子席に1500名近い来場があり、その誘導に少し苦労はしましたが、任務完了後には立ち見ながら来賓席より前方の一般立入り禁止ゾーン、SPの隣という”特等席”で総裁候補達の話を聞くことができました。

さすがに将来、一国のトップに立とうとする人達。限られた時間の中で、いずれも非の打ち所がない演説でしたが、函館の抱える問題を把握してか、大間原発問題に対し踏み込んだ発言をした石破茂候補の演説が一番心に残りました。どの候補も尖閣諸島に象徴される領土問題を憂い、国家の危機管理を重要事項にあげる一方で、財政問題に触れる候補がひとりもいなかったのが気になりました。

石破候補は「もはや平時ではない」とも言っておりましたが、岐路に立たされているこの国の行く末を考える上でも、また一地方都市函館の将来を占う上でも、今回の自民党総裁選挙、そして来たるべく衆議院議員選挙には、今までとは次元の異なった関心が持たれるところです。

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2012年9月20日 (木)

はこだてグルメサーカス

今週末、函館市制施行90周年を記念して、食のビッグイベント「はこだてグルメサーカス」が開催されます。開港5都市のひとつとして早くから異国文化が流入し、他地域には無い独特の食文化が形成され、自他共に認める食材の宝庫でもある函館ですが、意外にもこれほど大規模な食のイベントは珍しいことです。昨今、多くの地域ではB級グルメなど、食の魅力を前面に打ち出して観光客誘致に力をいれています。先般発表された街の魅力度ランキングでは、その煽りを受けてか当地函館に対する「食品購入意欲度」は2位から4位へランクダウン。このグルメサーカスは今回のみの開催ですが、イベントでの集客を考えるなら、B級ではない本物がある「函館の食」がキーワードになることは間違いないでしょう。

Dsc_0343さて、このたびのグルメサーカス、函館や道南の食材や名品はもちろん、函館と縁のある国内外の地域の食文化が集結するということで、俄然、注目度が高まっています。市民も期待していますが、わざわざ旅行して立ち寄る価値がある星三つのイベントです(写真は準備が進むグリーンプラザ会場)。どのような地域からどんなお店が出店するかは、公式HPでは残念ながらたどり着くのが難しいようなので、下記リンクを張ります。

開港5都市(長崎・神戸・横浜・新潟)&姉妹都市提携国(カナダ・オーストラリア・ロシア・中国・韓国)からの出店

翼で繋がる東京・名古屋・大阪からの出店

函館と東北6県からの出店

朝市&みなみ北海道各地からの出店

会場は大門グリーンプラザと函館朝市駐車場に分かれ、この間、無料シャトルバスも運航されるようですが、歩いて5,6分で行き来できる距離です。函館駅からも当ホテルからも徒歩圏内。市民の方にとっては駐車場探しに苦労されるかもしれませんが、”穴場”は当ホテル駐車場。50台分のスペースで1時間200円、超過30分100円で一般駐車も行っています。参考までに、会場と、当ホテル駐車場の場所を載せた地図を貼らせていただきます。

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是非、ご来場あれ。

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2012年9月17日 (月)

スポーツの・・・秋?

9月の連休といえば、爽やかな秋風の中、スポーツをするのには最適なコンディションのはずですが、異常気象の函館は、連日観測史上最も遅い真夏日更新中。過酷な気象条件の中、我家の男子3名は各々の競技を行うこととなりました。

Dsc_0342少年サッカーの長男はシーズン最後となるリーグ戦の終盤戦。北海道では来月からフットサルが中心となり、外のサッカーは間もなく終了です。このリーグ戦、春からのロングランですが、道や全国大会に繋がらず、選手のモチベーションも今ひとつ。星勘定やチームの方針によっては、勝敗よりも多くの選手に経験を積ますところもあり、必ずしも実力通りの結果になっていない感もありますが、1次リーグを経て上位が集まったトップリーグはさすがに紙一重の戦いを繰り広げています。

北海道大会に繋がるトーナメントで惜敗した息子のチームも、何とかトップリーグに進出しましたが、強豪集まるチームに入って敗戦続き。ベストメンバーが揃えば、どこのチームとも互角の戦いはできるのですが、ここ一番というところで集中力を欠き、勝ちが逃げ、引き分けが敗戦に変わるような戦いで不甲斐無さを感じます。函館地区のU-12、昨年の今頃は上位2チームが突出していましたが、全体的にレベルが上がって今や上位拮抗です。そんな中でも、道大会に進出するようなチームはここ一番で追いついたり、逆転したりして勝負強さを持っています。これはもう、個々の力というより、どれだけ勝ちたいか、負けたくないかの気持ちの差のような気がします。今の息子のチームは、負けても仕方がないというのがどこかにあるようで、それが最後の厳しいところで結果になっているとしか思えません。強いときを知っているからこそそう思います。スポーツは勝ってなんぼ。勝つことによって得られるものは、敗者には一生わかりません。本当に勝ちたいのならどうすべきか。その向上心を持ったものだけが、上のステージに上がれます。人もチームも、その意識が芽生えると劇的に変わることがあります。これは、スポーツに限らず人生すべてに言えること。負け犬だけにはなってはいけません。

・・・何てことを考えて、息子のチームの敗戦を見送った後、次の試合まで時間があったので、私は2週間後に迫った函館ハーフに向けてのランニング。過去3年、1時間30分台前半で私の記録は完全に伸び悩み。フルはラスト10kmを走りきる脚力さえつけば、後5分、10分短縮できると思っていますが、ハーフで後3分短縮するにはどうしたら良いものか。向上心ある?私は、ネットであれこれ調べているうちに”LT値”というものにたどりつきました。これは、有酸素運動と無酸素運動の境目ということで、諸説ありますがだいたいハーフマラソンのベストタイムのペースがそれにあたるとのこと。このペースで一定時間走るトレーニングがタイム短縮に効果があるというので、北海道マラソン終了後、ぜぃぜぃはぁはぁ系の苦しいトレーニングを増やし、40代も真ん中を過ぎた私は今年の大一番に備えています。ところで、試合の合間の20kmロングジョグ。想定外の真夏日に、脱水症状寸前でヘロヘロに。2連敗の息子とともに無言で帰路につきました。

家に帰ると、次男は野球の練習後、また友達と野球をして遊んでいるとのこと。炎天下でも、子供は疲れを知りません。夜遅くになって全く手をつけていない宿題を、母親に怒鳴られ半べそ状態。長男とは異なる性格で、野球に対する取組みは感心しますが、学業に対する向上心も少しは持ってほしいものです。

暑い秋の1日でした。

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2012年9月14日 (金)

続く残暑の中に秋

終わりそうで終わらない、今年の異常ともいえる長く厳しい残暑。太平洋高気圧が再び勢力を強め、函館でもこの時期としては異例の30℃近い最高気温が連日続いています。幸いこの季節はずれの夏の高気圧のお陰で、秋雨前線は北にずれ、明日からの連休も雨の心配は少なくなりました。むしろ、熱中症対策が必要かもしれません。9月の北海道なのに・・・。

ところで、気候は全く秋の気配を感じさせませんが、日が沈む時刻は確実に早まっています。今日の函館の日の入りは17時49分。これは春でいえば3月20日頃だと言ったら意外に聞こえるかもしれません。函館の日没時刻は5月下旬から7月下旬まで、19時16分をピークにしばらく19時台が続きますが、8月以降加速度的に日が沈む時刻は早くなります。

Dsc_0334動植物の多くは、気温だけではなく日照時間に敏感に反応するのをご存知でしょうか。日中、街中を歩いていると今が9月であるととても感じられませんが、郊外で草木を注意して見ると、確実に秋の気配が漂っています。こんなに暑くても、秋の代名詞、栗の実は大きく膨らみ、木の周囲にはいくつものイガが落ちていました(写真)。

北日本の気温はまだ当面高めの傾向が続くようですが、長期予報によると(余りあてにはならないが)、10月は一転平年より低めの気温となるとのこと。今年はもしかしたら、体感的に秋は無く、一気に冬が訪れるのかもしれません。

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2012年9月12日 (水)

少子高齢化と都心回帰

Dsc_0333函館では今、中心街活性化策としてビルの立替を核とした二つのプロジェクトが動き出そうとしています。ひとつは函館駅前の一角にある和光ビル(旧和光デパート・写真)、もうひとつは函館の都心(とも言えなくなってきたが・・・)、五稜郭交差点に建つ旧グルメシティ五稜郭店です。いずれも官民協力の上、低層部分を商業施設、上層部をマンションとした十数~二十階程度の高層複合ビルに建替える計画です。

かつて地方都市の都心といえば、駅近くなど交通の要所に、デパートが核店舗となり周囲にテナントビルや商店が集まって、それなりの賑わいを見せていました。それがバブル期(死語?)あたりを境に、自動車社会の全盛とともに広い駐車場を擁した郊外型店舗に需要を奪われ、地方都市の都心部の多くは目に見えて衰退していきました。

函館はその典型ともいえる街で、今市内で最も人が集まる地域は、函館市街地の外環状線ともいえる通称”産業道路”沿い、特に美原地区を中心とした地域で、今尚新たな投資が続いています。都心の移動とともに宅地の郊外化も進み、かつての都心の近くで一等地と呼ばれる住宅街も、地方都市の都心並みに空き地が目立ってきています。

さて、これから地方都市はどうなっていくのでしょうか。もし、これからも人口が増え続けるのであれば、外へ外への動きが広がっていくのかもしれません。しかし、どう頑張ってもあと数十年、少子高齢化は進み、人口が減少し続けていくことは目に見えています。しかも函館はその先進都市。1980年代に人口はピークをつけています。

今、小さな変化が起こり始めています。一時期、もうこれ以上は頭打ちだろうと思われたコンビニエンスストア。同系列の店舗がこんなに近くにできていいの、と思うくらい増えていることにお気付きの方も多いでしょう。同様に増えているのがドラッグストア。薬屋も必要以上?に増えています。何故増えているかというと、もちろん需要があるからです。住民の高齢化が進み、車での移動も億劫になり郊外の便利な店舗へも行けない人が増えました。近くに物を買える場所が無くなった消費者難民は、せいぜい近くにあるコンビニなどで日用品を買うようになりました。コンビニやドラッグストアがかつての商店として機能しているのです。

私の親も免許書を返しましたが、このような老人がこれからものすごい勢いで増えていきます。郊外店舗へ行けないお年寄りが・・・。加えていえば、若年層の人口減も当面止まることはないでしょう。函館では人口に加え世帯数も減少に転じています。郊外型店舗、あるいは郊外の宅地開発といったものは、将来的な需要の減少とともに今まさに曲がり角を迎えているのだと思います。一方、比較的お金に余裕のあるお年寄りが、郊外の自宅を手放し、便利で交通手段も豊富な都心部のマンションに移り住んでも何ら不思議ではありません。子供は都会に行ってしまい、この先を考えると別に資産を持つ必要もないし・・・。

早くからコンパクトシティを目指していた青森市は、駅周辺に多くのマンションが立ち並んでいます。中心街がかつての賑わいを取り戻したかといえば、まだまだ到達しているとはいえませんが、少なくとも函館よりは正しい再開発の取組みが進んでいると思います。少子高齢化とともに、川の流れが変わりつつあることに気が付かなければなりません。ホテルにも、そんな小さな流れの変化を感じているところです。長くなるのでいつか別の機会に記したいと思います。

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2012年9月10日 (月)

函館ハーフ試走会

函館ハーフマラソンまで3週間に迫った昨日、ラン仲間に誘われて函館ハーフ試走会なるものに初めて参加してきました。この試走会は「函館走ろう会」という団体が主催しているもので、今年2回目ということですが、会のメンバーでなくとも参加することができるというのでお邪魔させてもらいきました。

Dsc_0330試走会というだけあって、函館ハーフマラソンの実際のコースを走ります。もちろん交通規制をするわけではないので走るのは歩道ですが、日曜日の早朝(6時50分)スタートということで交通量も少なく、注意して走れば何ら問題はありません。集まったのは年齢も様々な男女、3~40名程度でしょうか。6年も走っていると同じ趣味をもった知り合いも増えるもので、一緒に初参加したラン仲間以外にも何名かに声を掛けられました。

陸上競技場のトラックではなく、競技場の外周を1周してからコースに出るのですが、距離的にはほとんど変わらないとのこと。レースではないので、どれくらいのペースで走れば良いのか戸惑いましたが、参加者のレベルも様々なようで、各々自分のペースでスタートしたので、自分も無理せず楽走し、最初のラップでペースを決めることにしました。その最初の1kmが4分50秒、フルマラソンの道マラの序盤のペースと同じだったので、このラップを刻んで、後半ビルドアップできるかどうか試すことにしました。幸い同じペースで走るランナー(女性)がいたので、抜きつ抜かれつしながらも、ほぼ4分40~50秒のラップを保って走ることができました。

嬉しいことにコースには主催者が用意した給水所が3ヶ所も設けられています。一旦、立ち止まる必要がありますが、ここで十分水分補給をして再スタート。本番さながらの試走会です。練習で一人でハーフの距離を走る場合、JOGペースであっても後半目に見えてペースが落ちますが、一緒に走るランナーがいることで自分に負けません。残り5kmで、当初の予定通りペースアップ、サブ90ペースのkm4分15秒くらいまで上げたかったのですが、4分30を切るのが精一杯。ラスト1kmでバテて、一度離した女性ランナーに抜かれる根性無し。それでも最後の競技場外周で、大人気ないアフリカンスパートをかけて抜き返し(相手はただ自分のペースで走っていただけだと思うが)、最後まで心拍数を高い状態に保った良い練習ができました。

ゴールには主催者が、水やスポーツドリンクはもちろん果物や赤飯のおにぎりまで用意してくれる至れり尽くせり状態。後で考えると、部外者が無料で参加させてもらって良かったのかなと思うほどです。来年は何か差し入れでもさせていただきます。

この恩?に応えるためにも、本番では是非ともサブ90。周囲では次々と越えている高い壁に、今年も挑みます。

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2012年9月 7日 (金)

すこし秋

今日も最高気温が平年を大きく上回り、100年に一度とも言われるスーパー残暑はもうしばらく続く見込みですが、昨日の雨をきっかけに空気がガラッと入れ替わり、最低気温は20℃を大きく下回りました。お陰様で昨夜は久々の熟睡。日中も湿度が低下したため、先日までのムシムシした真夏日と比較すると、充分耐えられるようになりました。もう2ヶ月もすると嫌でも雪の便りが聞こえる北海道。これくらいの暑さなら、もうしばらく続いてくれて結構です。

Sstd_anm_20120830ところで、この残暑がまだしばらく続く見込みなのは、函館近海の海水温が平年に比べて極めて高いからだそうです(画像は函館海洋気象台HPより抜粋)。気温が高かったから海水温が高くなったのか、海水温が高いから気温が高くなるのか、おそらくは各々が影響しあっているのでしょうが、この傾向、私のここ数年の経験上、うれしい予感があります。

暑い夏、そして海水温が高くなると、函館港にアジが回遊してきます。年によっては全く姿を見せないこともある暖流の回遊魚ですが、同じく猛暑だった一昨年も予想したとおり函館港で爆釣(・・・と言うほどでもないが)を経験しました。対馬海流から分派した津軽暖流に乗った群れが岸寄りしてくるのでしょう。関東でおいしいニシンやホッケが食べられないのと同じように、鮮度が命の魚、ここ函館ではアジのタタキは中々お目にかかれず、干物はあっても首都圏で手に入るものより数段味が落ちます。残念ながら、函館港で干物サイズは上がりませんが、小振りでも数釣りできればタタキくらいは十分できます。釣れたてのおいしいアジのタタキが。

情報では不調のサバやイワシに混じって、ポツポツ小型のアジが釣れているとのこと。夏が暑いときは、普段釣れる魚も夏枯れするとも多いようですが、その分秋に大型化する傾向があると感じています(私見)。もう少しするとアジの型も良くなり、安全な場所で数釣りが出来るようになるはずです。この秋の楽しみです。

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2012年9月 4日 (火)

帯広雑感

Dsc_0320先週末、所属する団体の全道大会出席のため帯広市に行ってきました。帯広へは2年ぶり、仕事の関係などで大体2~3年に1度のペースで訪れています。帯広駅前はこの10年余り、駅の高架化に伴う再開発で様変わりしました。かつては私と同業、地元資本のホテルが多い街との印象がありましたが、再開発された駅周辺は買収や新規開業で全国のビジネスチェーンホテルの品評会の様相。確かに綺麗にはなりましたが、私には無機質で魅力を感じられない駅前に映ります。宿泊先のホテルの窓からは北海道十勝地方らしい地平線が望めるのですが(写真)、地上からはその良さが伝わってきません。

職業柄、これだけ多くのビジネス系ホテルを見ると、経営は大丈夫なのかと心配になってしまいます。函館と異なり、ホテル集積地が限られているとはいえ、函館の3分の2ほどの商圏人口、道東のビジネス・観光の拠点都市ではありますが、帯広市自体は観光地ではありません。函館と共通なのは県庁所在地でもなければ大企業の存在しない地方都市。支店の撤退による宿泊需要は増加傾向とはいえ、乱立するホテルにより供給が上回っていそうなことはホテル経営者でなくともわかります。

こんな環境だからこそでしょうか、帯広をはじめとする道東地方は観光客誘致に力を入れています。道外からの誘致に関しては、唯一の輸送手段でもある航空機の機材小型化などもあって函館などより遥かに不利な状況ですが、昨年度も震災の影響も少なく観光客の入込に関しては前年を上回った数少ない地域です。もちろん道東道札幌⇔帯広間全線開通の効果も多分に影響しているとは思いますが、それだけではありません。

残念ながらこのたび同業の方とゆっくりと観光動向について話すことが出来ませんでしたが、私の知る限り、特にコンベンションや外国人に特化した誘致には戦略が感じられます。このたびも我々の団体以外にも複数の大会やイベントが行われていたようで、少なくとも私の宿泊したホテルはかなり混みあっていました。人物がいるのか、組織がしっかりとしているのか、近年帯広では大規模な大会が数多く開催されているように感じられます。また、観光資源が少ない分?スポーツコンベンションなどにはかつてから力を入れており、その成果か、震災前は福島県のJビレッジで行われていたU-15のサッカークラブ全国大会の誘致にも成功し、大変大きな経済効果を生んでいると聞いております。また、国内スピードスケートのメッカでもあり、3年前に完成した日本で2番目の屋内スケートリンクは、冬場の集客に少なからぬ役割を果たしています。外客に関しても、道東を舞台として撮影された中国映画が話題となると、そのチャンスを逃さずターゲットを絞った誘致戦略が功を奏し、札幌圏を除くと特筆ものの中国人観光客が帯広を含む道東を訪れました。

隣の芝生は青く見えるだけかもしれませんが、観光資源が豊富な函館とは異なる地域の誘致戦略に見習うべきところは少なくありません。外国人観光客とスポーツを含むコンベンションの誘致は、新幹線時代における函館の課題です。

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