最後の夏
北海道のサッカー少年にとって夏の甲子園ともいえる全道サッカー少年団大会、通称「北電カップ」の函館地区予選が今週末から始まります。小学生にとって外のサッカーでは”全道”に繋がる最後の大会で、現在も行われているリーグ戦や、春先に予選が行われた全国大会よりも、子供達にとってはステータスの高い大会です。
小学校入学と同時にクラブに入り、3年生の冬から試合に出始めた息子にとって少年サッカー最後の夏です。次男が野球の道に進んだため、私にとっても”最後の夏”になります。特別な運動能力に恵まれてもいない息子は、フィールドでは通用せず、ゴールキーパーという特殊なポジションを与えられ、強豪チームの主戦となってしまったため、辞めるに辞められなくなったどころか、上の学年を含め何度も北海道大会へ”連れて行ってもらう”貴重な経験をさせてもらいました。
大会に出始めたころ、同学年には素人目にもわかる突出した能力のある子が2人おり、息子は平凡でもこの子らと一緒にやっていたら全道とかも夢ではないのではないかと思っていましたが、それはすぐに現実となりました。しかし、その二人が昨年、今年と地区の別の強豪チームに移籍してしまい、ショックと同時に、少年サッカー界いろいろあるものだと逆に感心してしまいました。少年野球より少年サッカーの方が色々な面ではるかに進んでいると以前に書きましたが、良くも悪くもその差は歴然かもしれません。
さて、突出した選手がいなくなった我が子のチーム、春の全国大会の予選では今まで同学年で負けたことのなかったチームに足元をすくわれてしまいましたが、その後の大会や練習試合で下の学年の子の成長もあって、急速に力をつけてきました。昨日のリーグ戦でも、地区No.1チームに押されながらも引き分けに持ち込み、自信をつけたようにも見受けられます。週末から始まる予選では、初戦敗退も優勝もあっておかしくありません。昨年とは違い決勝までは大丈夫だと思えることがない分、一戦々々手に汗握る試合が楽しめそうです。そして、突出した選手がいないこのチームで、頂点を極めることが出来たなら、今までとは次元の違う感動を味わうことが出来るのではないかと親馬鹿は勝手に思っています。
一時は辞めたくて仕方がなかった時期もあった息子が、2年以上一般練習後にナイターでのGK練習を続け、ようやくキーパーとして様になってきました。是非とも自力で全道大会へコマを進めてもらいたいものです。
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