遅い雪融け遠い春
このところの函館の気候は三寒四温ならぬ四寒二温ペース。少し暖かくなって雪が融けかけたと思ったら、先週末のようにまさかの大雪。幹線道路こそ以前に比べて走りやすくなりましたが、路肩には大きな雪山が残り、気象台発表の積雪深も今だ30cm余り。とても3月末の道南地方とは思えません。
3月上旬にこのブログで、近年、積雪が多かった年の3月の積雪推移をグラフで示し、極端に寒く異常値ともいえる1984年以外は、どんなに雪が多くても3月後半には積雪ゼロを記録しているので、雪が多い今年も今頃には雪は融けているだろうと結論づけていましたが、結果的には異常年の1984年とほぼ同じ遅い雪融けペースとなっています(上グラフ・グラフをクリックすると拡大します)。
今週末は、気温が上がる予想となっているので雪融けが一気に進むものと思われますが、3月は平年並か高い気温になる・・・、中旬以降は暖かくなる・・・、4月は高めの気温・・・、との予報もことごとく修正されているので、この先本当に春らしくなるのはいつになるのか不安です。ちなみに、この1984年は桜の開花が記録に残る中で最も遅い5月23日。いまのところ函館の桜開花予想は、平年より少し遅いだけの5月3日で、何とかGWに間に合いそうですが、予報に(予想に?)対する不信感は拭えません。
調べてみると、雪融けペースこそ1984年と今年は同じペースですが、開花に影響を与える積算気温に関しては今年の方がかなり高いので、開花予想の現在値には納得。ところで、冬から春にかけて異常な寒さだった1984年は、夏は一転猛暑となりました。今年はいったいどうなるのか。長期予報だけは信用しません。
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