踊り場か?減速か?冬の観光動向
新聞紙上では、中国や香港を中心に外国人観光客の戻りが目立ち、ホテルの宿泊客も対前年で大きく伸びているような景気の良い記事も目立ちますが、本当にそうなのでしょうか。こと、観光の記事はまともに受け止めてはいけません。
決してウソというのではありません。1月は北海道どこでも閑散月。その少ない分母前提で、春節(旧正月)でなかった昨年と、春節に重なった今年を比較すれば増えるのはいわば当たり前。率に換算すると尚更です。当ホテルでも外国人観光客は先月から増加に転じ、春節も重なった今月は倍増以上。ただし、分母があまりにも小さいので実数は微々たるものです。それでも、絶対数が少ない中、対前年のマイナスを小さくしてくれる効果は確かにありましたが。
函館全体でもこんな印象ではないでしょうか。特に、クリスマスファンタジーを過ぎると集客力のある冬のイベントが無いに等しい当地、戻り基調にある外国人も札幌やイベント豊富な道東方面に流れます。8月以降、震災の落込みから確実に回復基調を辿ってきましたが、冬場の函館観光は踊り場を迎えています。特に、今度は昨年春節で今年は何も無い2月、当ホテルの予約動向は目に見えて下り坂(悲)です。雪祭りがある札幌、2月も外国人は増えるのでしょうか。
最も、新幹線新青森開業が一巡してから2ヶ月、ほぼ前年並みで推移したのは上出来かもしれません。3月はどんなに”悪くても”、対前年では大幅増。これを喜んではいけませんが、精神的にプラスに働く中、新たなる集客手段を考えなくてはなりません。
函館の観光動向は踊り場ですが、函館の冬のイベントは明らかに曲がり角にきています。そろそろ、みんなで考え直さなくてはいけません。
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