函館のおかしなところを正せ(3)看板編
観光協会のとある委員会の委員長に就任した私は、その立場を利用して、外部の目、観光客の立場から、函館の明らかにおかしいと思うところを探し、是正に動く活動をしてきましたが、その成果が出つつある話をしたいと思います。
このブログでは触れておりませんでしたが、ボランティアガイドも務める委員会メンバーの一人から、函館山にある「旧砲台跡地」の所在地を知らせる看板が、薄くてほとんど読めず、観光客への配慮が欠けるだけではなく、ガイドとして説明する際、恥ずかしい気持ちになるとの意見がありました。この件について、前回、函館市土木部に行き、口頭で是正を要求したのですが、このたび協会の事務局が撮影した写真を持参して、強く訴えかけに再度同部局に向かいました。と、言うのも、左の写真にある通り、砲台跡だけではなく、函館山山頂近くににある、地質やプラキストンラインを説明する観光看板、ボランティアガイドが言うまでも無く、ホスピタリティ欠如を通り越し、観光都市函館の恥です。百聞は一見にしかず。これを見せたら、放置しておく訳には行かないだろうと持参した次第です。
ところが、前回の説明で調べたのか、あるいは初めからわかっていたのか、管轄セクションは了解済み。それどころか、既に今年の予算でその一部を、また、来年度には、観光シーズンを前に出来る限り修繕するとの回答で、こちらにとっては思わぬ朗報でした。後はその進捗状況を見守るのみ。函館山に登られる機会のある方は、来春、意識して観光看板を見るようにして下さい。
朗報といえばもうひとつ。函館駅西口の押しボタン信号。「変わらずの信号」であることは、このブログで何度か書きました。警察に伺いをたてたところ、時差式にするのはそう簡単ではないとの回答でしたが、先日確認してみると、ボタンを押さなくても、常に「お待ち下さい。」の表示が出るようになっており、実質時差式になっているではありませんか。おそらく、他にもおかしいと思っている方がいて、私が行った場所とは違うところに働きかけたのかもしれませんが、ひとつ解決です。ところで、警察の話は何だったの?簡単に出来るじゃん。たとえ、誰の話であっても、一人の意見を鵜呑みにしてはいけないという教訓です。
一方、先日、北海道新聞函館版にも記事になりましたが「おかしなところを探せ」で最初に取り上げた、ロープウェイ休業期間中の函館山登山道渋滞問題。こちらは、全く是正されていないようです。バス協会などが行政に対し行動をおこしているということで、我々は様子を伺っているだけでしたが、取られた対策は、渋滞を知らせる看板の設置や、ラジオ、テレビを通じた告知のみ。こんなもので、渋滞が緩和する訳ないですし、むしろ逆効果にも。実際、週末は長蛇の列が出来ているとの報告でした。
これはもう、動かないわけにはいかないでしょう。私がというレベルではなく、観光業界挙げて、函館を思う心ある議員さんにもお願いして、来年以降、同じようなことが起こらないようにしなければなりません。そんなに難しいことだと思いません。
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コメント
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初めまして、いつも拝見させて頂いております。
交通信号機についての問題「おかしな所」について
お話をさせて下さい。湯倉神社の隣の交差点で新しく榎本町に入る拡張された交差点ですが、榎本方面からの右折に苦労しています。対向車の湯の川根崎方面からの左折が多くてなかなか右折ができませんね。
何故、矢印信号にしないのか不思議です。
何だか苦情みたいになってしまってすみません。
市内に実情が分かりやすく勉強になります。
これからも拝見させて頂きます。応援してます。
投稿: kazu | 2011年11月 5日 (土) 19時27分
↑kazuさん
指摘の交差点、解決策になりませんが
セブンイレブン側からそのまま直進
交差点を過ぎたらすぐ中央分離帯の切れ目から
Uターン
左車線について左折
こっちの方が早く湯倉神社方面に曲がれます。
問題の解決にはなりませんが
投稿: Y | 2011年11月 7日 (月) 09時04分