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2011年10月26日 (水)

健闘?息切れ?直近の函館観光動向

今日は久々に新聞社の取材を受けました。新幹線新青森の開業効果や最近の観光動向などについてです。このブログでも、しばらく観光に関する話題に触れていなかったので、本来の趣旨に立ち返り、最近の函館の観光事情について発信したいと思います。

当ホテルでは8月下旬から宿泊客が対前年を上回り始め、9月も順調に推移していることは前にも書きました。震災後の落込みから、夏休み以降はある程度回復基調となることは予想していましたが、想定以上の数字で一息つけたところです。函館全体を見ても似たような状況で、函館観光が復調気配にあることは地元の新聞各紙でも報道されました。

800pxjretece5_omiya回復の理由としては、第一に極度の自粛の反動で、特に9月は日並びの良い連休が重なったことが上げられます。また、函館要因として、比較的規模の大きいコンベンションがあり、平日もそれなりの集客が出来ました。ただ、これは予め想定できたことです。それ以上に上に振れたのは、なんだかんだ言っても新幹線新青森開業が効いているのでしょう。当ホテルの統計でも、夏以降、東北からのお客様の比率が突出して伸びていることからも伺えます。

9月に対前年約10%伸びた後、10月も連休やコンベンションがあり、また「GLAYコンサート」効果もあって、当ホテルでは2ヶ月連続で前年比プラスが確実で、今のところ11月の予約も堅調です。ただ、聞く所によると、一部観光施設やホテルでは10月下旬から様子が異なりはじめ、11月以降はより厳しい見方をしているところも少なくありません。自粛の反動といってもあくまでも反動で、震災の後遺症は負の圧力を掛け続けることに間違いはありません。当ホテルでも外国人客は全く戻っておらず、元々そのウェイトが高いこれからのオフシーズン、再び厳しくなることを想定していました。

にもかかわらず、何故堅調なのか。ひとつは、あくまで推測ですが北海道新幹線の工事絡みのビジネス客が動いていると思われること。そしてもうひとつは、確実に、供給調整がなされたためだと思います。報道されたものされないもの各々ですが、この1年、函館及び近郊では多くのホテルが休廃業、あるいは他業態への転換を図りました。知る限り、温泉を有する中堅施設が3つ、函館駅周辺の中小規模のビジネス系3施設と五稜郭地区の1施設。特に後者4施設は当ホテルと料金(当ホテルより明らかに安かったが)、客層がバッティングするところで、既存施設にとってプラスに働いたと言って良いかもしれません。前者にしても、今まで利用したことのない団体やグループが複数宿泊し、また先の予約があるところを考えると、期せずして新規顧客が流れてきた可能性も否定できません。

これを好材料と捉えて良いかどうか。この2年、新規のホテル開業は無く、供給過剰に悩まされてきた我々業界は、観光客の伸び悩みと震災による淘汰で、かろうじて生き延びているにすぎないのかもしれません。リーマンショック以降、新たなホテル建設の動きはありませんが、数少ない希望の見える地域として数年前のような新規進出の動きが出れば、我々など風前の灯、淘汰される側です。新幹線延伸を控え、他地域よりは恵まれているかもしれませんが、あくまで逆風と戦っていることを肝に銘じて、経営を続けることに変わりありません。

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