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2011年9月 7日 (水)

復調続くか?函館観光

Dvc00248 函館に限ったことではありませんが、北海道を訪れる観光客の数が回復基調をみせており、特にトップシーズンである8月は、前年並かそれを上回るところも出てきているようです。当ホテルでも、震災以降GW期間の一瞬を除いて、対前年を大幅に下回る入込客数を記録してきましたが、夏休み入りした7月下旬ころから目に見えてマイナス幅が縮まりはじめ、8月はもう少しで前年並みというところまで回復しました。落込み覚悟で営業を続けてきただけに、トップシーズンにそれなりの数字を確保でき、一息つけたところです。同業に聞いても一様に同じような答えが返ってきており、回復傾向は間違いないようです。震災後のマイナスを埋めれるわけではありませんが、前年並みでも上出来といったところでしょうか。

理由はいくつか考えられます。GWがそうだったように、震災の影響があるとはいえ、観光シーズンはそれなりに、むしろ集中的に人が動きます。これは事前に予測できたことで、組み直した当ホテルの予算も7月までは前年比2桁のマイナスで、8月は10%未満、9月は特殊要因もあって前年並みと考えていました。上に振れているのは、ひとつは節電から夏の休日が分散しているからかも知れません。当ホテルでは、昨年好調でフル稼働に近かった8月上中旬と比較して、”予定通り”10%近いマイナスでしたが、8月中旬以降は週単位で、GW以降久々に対前年を上回りはじめ、8月プラス9月第1週では昨年を上回ってきました。加えて言えば、東日本の観光客の目が、震災の影響で例年以上に北海道に向かっていることも考えられます。さらに、被災地では東北自動車道の利用が無料となることも一因でしょう。当ホテルでも車を利用した東北のお客様が、昨年より大幅に伸びています。

さて、問題はこの復調傾向が今後も続くかどうかです。函館では今月から来月中旬にかけて、比較的規模が大きいコンベンションがいくつかあり、また3回の三連休があります。これは当初見込んでいた通りでもありますが、厳しいなかにも前年並みを確保、むしろ予約動向からは前年を上回ってくるかもしれません。嬉しい上振れではありますが、問題はその後。復調する中でも戻っていないものがあります。外国人観光客です。4~8月、当ホテルの外国人宿泊者数は対前年、70%近いマイナス(30%減ではありません)。観光シーズンで数は少し増えても率は変わりません。一部の国と地域で復調気配があるとの声も聞かれますが、当ホテルを含め例年外国人のウェイトが高まる北海道のオフシーズン、2番底を意識する必要があるでしょう。

原発問題だけではありません。お隣、韓国では不動産バブルがはじけ、アメリカもヨーロッパも世界規模でツケを先に回すだけの金融緩和策が取れなくなっています。中国の勢いも一時後退し、世界的な経済不況を経て、為替が大きく円安方向に反転、そして観光ムードが高まるにはまだそれなりの時間を要することでしょう。過度な楽観は禁物。来年3月以降、大きく落ち込んだ前年の数字からはプラスとなることを精神的な支柱に、低空飛行のなかでもしっかり利益を上げるすべを考えていかなくてはならないと思っています。

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