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2011年9月 2日 (金)

函館アリーナ・パブリックコメントに対する意見書

函館商工会議所青年部では、函館市教育委員会が実施した、このたび新設する運びとなった(仮称)函館アリーナへのパブリックコメントに対し意見書を提出しました。昨日行われた例会で詳細が発表されたのですが、その内容が秀逸だったので、私の担当した事業ではありませんが少し紹介したいと思います。

Dvc00247担当した委員会では意見書を提出するにあたって、海を挟んでお隣、青森市にあるマエダアリーナ(旧青い森アリーナ)の視察を行いました。マエダアリーナは、バレーボール4面、バスケットボールコート3面がとれ、固定席3368席、移動席を含めると5000名以上が収容できるメインアリーナを擁する立派な総合体育館で、2003年に青森県によって建てられました。全国規模のスポーツ大会だけではなく、函館では呼べない大規模会議やトップアーティストのコンサートも数多く行われています。

このたびの視察から、意見書では前に私も指摘した固定席の数に触れています。元々、マエダアリーナは3千以上のスポーツ観戦等に十分な固定席がありますが、これ以外に約2000席の地下収納型の可動席の設置が可能です。電動式で一見すばらしい施設に見えますが、実はあまり使い勝手が良くないらしく、すべてを設置するのに半日以上、20万円以上の経費がかかるといいます。そのため、大規模なコンサートの際もこの可動席を使わず、パイプ椅子を並べることが多く、実際に可動席を使うのは年に1回程度といいます。にもかかわらず、可動席を動かす機械のメンテナンスは容易でなく、経費もそれなりにかかることは想像に難くありません。可動席を含めた総席数よりも固定席の絶対数が重要。コンベンションやコンサートなどを誘致するにあたって、固定席の配置はコの字型とし、最低2000席以上の数が必要と言及しています。

他にもいくつかハード面に触れていますが、意見書で目を引いたのはその運営についてです。マエダアリーナでは当初3年間、県の財団による運営が行われていましたが、その後民間団体が指定管理者制度を利用した管理運営を行うようになりました。この指定管理者制度は、事前に協議して決めた収支計画を上回るとその70%が管理者、30%が県の収入となり、下回った場合は全額管理者の負担となるインセンティブ契約になっています。この指定管理者制度が採用されてから、マエダアリーナでは安室奈美恵や倖田來未、平井堅といったビックアーティストのコンサートが実現しました。そして、これらから得られる収入があることで前向きな運営を続けることができると言います。大規模な施設があっても、使われなくては意味がありません。誘致を含めて、管理は民間に任せる、しかもインセンティブをつけてというのには大賛成。市が管轄するすべての観光施設においても実施してもらいたいものです。

一方、マエダアリーナの指定管理者にも運営に支障がある部分があると言います。それは、施設はあくまで県民の健康増進のためにあるということで、大規模なコンサートやその他コンベンションを行えるのは施設の空き日に限るのだそうです。難しい問題ではありますが、より有効に活用するにはコンベンション機能を付加した体育館ではなく、コンベンション機能と体育館機能が一体化した多目的アリーナの位置付けとすべきだと提言しています。

その他、ハード面に関するものも含め、ここまで踏み込んだ意見書が出てくるとは、市側も思っていなかったのではないでしょうか。他からもいろいろな意見が出てくるものと思いますが、それらを踏まえ将来の函館に有益なアリーナになることを願います。

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