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2011年6月

2011年6月29日 (水)

HAKODATE黒船2011

「もう夜景だけでは駄目だ。」「函館は観光資源に恵まれすぎているから、集客への努力をしてこなかった。」以前から観光が低迷すると良く聞かれる意見です。でも、そういうことを言う人に、ならどうすればよいですか?あなたは何かしてきましたか?と意地悪に質問すると、多くの人は黙ってしまいます。

今、函館ではそんな愚痴など言わず、自らが動いてこの街を活性化させようという若い世代の団体が注目を集めています。私なんかより一回り以上年下の、20代から30代前半で構成される「黒船」というグループは、私なんかよりはるかに柔軟な発想で、そして大胆な行動力で、集客力のあるイベントを育てつつあります。

01 今年は9月4日(日)に「緑の島」で行われることになった音楽とファッションのフェスティバル「HAKODATE黒船2011」。初めは一昨年、函館開港150周年の一イベントとして始まったものですが、昨年は素人の彼らだけで企画立案し3000人もの動員に成功しました。人気グループの「湘南乃風」が出演したことで市内外で注目を集め、多くのメディアにも取り上げられました。イベントは人気モデルも出演するファッションショーと、複数の有名ゲストによる音楽ライブのコラボレーション。今年は5000人以上の動員を目標とし、何れは北海道が誇る国内最大級の野外ライブ「ライジングサン」や急成長の「ジョインアライブ」と並ぶ、道内3大野外イベントを目指しているといいます。

注目の出演アーティストは、明後日(7月1日)に第一弾の発表、7月22日と8月上旬に第二、第三弾の発表があるそうです。詳しくはHPで。

音楽にもファッションにも疎い私ですが、微力ながら協力を惜しみません。

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2011年6月27日 (月)

甲子園への道

Dvc00220 面積が広い北海道では、夏の甲子園の南・北北海道代表を決める予選の前に、主要都市を中心とした支部予選が行われます。そのため、例年、全国に先駆けて6月中には予選が始まり、最終学年の高校球児の大半は、本格的な夏を迎える前に、最後の夏を終えることになります。もう、30年近く前になりますが、私の高3の夏も優勝候補筆頭チームと初戦で当たり、コールドゲームで6月中に最後の短い夏を終えました。わずか2年3ヶ月、しかし充実が濃縮した忘れられない思い出の期間の終幕です。

今、函館では最後の夏の頂点に向けて、球児たちの熱い戦いが繰り広げられています。今年は、春の大会で函館大有斗高校が全道制覇しており、久々の函館からの甲子園出場に期待が膨らんでいます。私の時とは違い、その有斗高校と別ブロックとなった我が母校も中々まとまった好チームで、こちらは久々の南北海道大会出場へ、そしてその先へとOBは夢を託しています。

最後の夏を懸けて戦う子がいれば、これから長い野球人生が始まったばかりの子もいます。小3の次男は、先日行われた5年生以下の練習試合に初出場。風邪やケガや家の事情で欠場選手が多数出て、ぎりぎりの9人しかいなくなったための出番です。当然のごとくデビュー戦は2連続三振。それでも「球が遅すぎてうまく振れなかった。」と、能書きだけは一人前。センスは測定不能も、成長に不可欠な負けん気とプラス思考は持ち合わせているようです。

この子に甲子園に連れて行ってもらったら俺の野球人生言うことなしと、馬鹿な親は超プラス思考で日々を送っています。

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2011年6月24日 (金)

星三っつ

Green_guide_japon 外国人観光客向けガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で、函館山からの眺望が最高評価の三ツ星を与えられたというニュースが流れたのが1ヶ月半ほど前。地元では大きく取り上げられましたが、札幌の観光業界の関係者ですらそのことを知らない人の方が多く、”知名度”は決して高くありません。私達も函館以外で道内のどこが三ツ星かと聞かれても、答えることが出来る人はほとんどいないでしょう。また、ミシュランガイドは地域による偏りも多く、決して公平ではないとの意見もあり、正直、それが何ぼのものか計りかねていたので、敢えて触れずにおりました。

しかし、どうやら”過小評価”すべきものではないようです。観光業界で活躍する友人の話ですが、彼が函館と同じく近い将来新幹線がやってくる観光都市金沢を訪れた際、欧米系の外国人が多いことに驚いたといいます。そこで、当地の観光関係者に何故こんなに欧米の観光客が多いのか、特別な誘客活動を行っているのかと問いただしたところ、ミシュランガイドで高い評価を受けてから急に目立ち始めたというのです。

現在、外国人観光客が皆無に等しい函館ですが、ミシュランガイドの高評価は将来に向けて明るい材料に間違いありません。函館山の他にも、五稜郭や元町など6ヵ所が二つ星の評価を受けるなど、北海道の中でも抜きん出てて多くの星が与えられました。今まで函館そのものが記載されていなかったのですから、これは大躍進といって良いでしょう。

北海道を訪れる外国人観光客は圧倒的にアジア系です。首都圏や京都では目立つ欧米系の観光客が少ないのは、彼らは日本的なものに憧れ、気候や景観が自国と類似する北海道にあまり関心が無いのかとも思っていましたが、全くの誤解のようです。ミシュランでは、レストランを含め東京や京都を初めとする関西の観光地が全国版に先立って多数掲載され、高い評価が与えられています。それに対し、函館は掲載すらされていませんでした。ミシュランが函館を過小評価していたのか、我々がミシュランを過小評価していたのか。こんなことで、欧米系外国人観光客が増加したら、嬉しい反面、我々函館の観光業界の勉強不足を指摘されても仕方ありません。

ミシュラン・ガイド・ジャポンが何ぼのものか。来年以降、数字で表れることになるでしょう。

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2011年6月22日 (水)

走って登れる函館山

そもそもこんなこと、その話を聞かなければ想像すらすることありませんでした。私が走ることを知る、行き着けの散髪屋の客にトレイルラン(山岳地帯を走る競技)にはまった人がいて、その人の練習というのが函館山登頂ラン2往復だというのです。信じられないという語り口の店主をよそに、オレもいつかやってみようとその場で思いました。

来月出場予定の青森ハーフマラソンは、アップダウンがきつく過去2回はいずれも玉砕。その対策も兼ねて、日曜日の早朝に起床、車を山の麓、函館公園の駐車場に停め、まずは立待岬に向かい、折り返して函館山登山道を目指す、以前から想定していたコースへJOGを開始しました。石川啄木の墓が路沿いにある、立待岬までの急な上り坂を「そういえば高校時代、野球部の練習でよくここを走ったな。」と感慨にふけりながら汗だくに。それにしても、野球部って何であんなに走ったのだろう・・・野球の技術はともかく、40代半ばにしてマラソンに目覚めた中年の礎がそこにあるのは間違いありません。

0ahakoyama 立待岬を折り返し、一旦下ってから函館山登山道入口までスタートから約4km。この登山道入口までの登りがまたきつく、こんなことをしようとしたことに早くも後悔。山の途中で動けなくなったら洒落にならないので、LSD(超ゆっくり)ペースで歩を進めることにしました。それでも、登りがきついのは4合目までで、そこから先は周りの景色を眺める余裕もできました。エゾハルゼミの鳴き声を聞きながら、マイナスイオンを浴びて観る眼下の函館市街の景色は最高です(写真)。疲れも不思議と感じなくなりました。登山口から標高334mの山頂までの4kmを約30分、キロ7分半ペースで登りきりました。下りはもちろんペースアップ。ただし、登りより下りの方が足に負担がかかるので、無理はせずキロ5分半、箱根駅伝の下りを妄想しながら22分少々で到着しました。

カラスが多いのが少し気になりましたが、もっと多くてビックリしたのがウォーキングしている年配の方々。私は車路を登りましたが、別の複数の登山道を歩いている方も沢山おりました。車の交通量は思ったより少なく、健康に自信ある方のウォーキング、マラソンの強化練習には最適です。もちろん、無理に薦めませんが・・・。

その日、車の運転中いつもと違うところが筋肉痛に。特にすねの筋肉が攣ったのには驚きました。下りが効いたのだと思います。翌日、普段のランニングコースでペース走を行ったところ、疲れが溜まっていたのか足のもも裏(ハムストリングス)に激痛が走りました。青森ハーフ対策どころか、2週間後に迫ったレースに間に合うかどうか。年齢を感じるこのごろです。

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2011年6月20日 (月)

5日持たず ~函館ハーフ定員到達~

Dvc00219 先週水曜日に始まった、2011函館ハーフマラソンのエントリー。昨年は、1800人の定員に到達するのに10日足らず。走れなくなった市民ランナーから非難轟々だったためか、わずか200人ほど増やした定員の甲斐なく、今年は5日目の昨日(もしくはそれ以前に)定員に達した模様です。昨年以上に走りそびれたランナーが多いに違いありません。

実はエントリー開始翌日、市役所にエントリー用紙を取りに行った友人から、「既にエントリーが1000人を越えていてすぐに締め切りになるかも知れない、まだだったら早く申し込んだ方が良い」との連絡を受けていました。大丈夫、初日の朝にエントリー済みです。

震災不況などどこへやら。減り続ける生産年齢人口と反比例して増加するマラソン人口。日本有数の観光都市函館、こんなおいしいネタをミスミス見逃してはいけません。何度も訴えかけ、市長も変わったお陰で、ようやくではありますが実行委員会では来年からコースも見直し、定員大幅拡大に向けて動き出しています。後は警察の協力次第ということですが、市民のためにも地域経済のためにもなることを拒むようでは、市民を守る存在ではなく地域のお邪魔者。まさか協力しないことはないでしょう。フルマラソン実現に向けてもお願いするところです。

今年走れない市民の皆さん、函館で走りたかった全国のランナーの皆さん、来年はきっと大丈夫だと思います。いつの日か、フルマラソンも開催しますので、今年走れなかった分、来年以降毎年、風光明媚な函館の街を疾走して下さい。

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2011年6月17日 (金)

スポーツの初夏

なかなか暖かくならなかった道南地方も、6月中旬を迎えてようやく過ごしやすい気候となってきました。この先も、最高気温が20~25℃の晴天が続き、今年は梅雨前線の影響も、この地区独特のヤマセの影響も受けず、北海道らしい爽やかな初夏となりそうです。

日が一番ながくなる今頃、函館では小学生から大人まで様々なスポーツの大会が最も盛んに行われます。40代半ばにして朝野球現役の私も、週1のペースで早朝のリーグ戦に出場中。寄る年波に勝てず、最近では足を引っ張ることの方が多くなっているものの(以前から大した戦力ではないが)、最年長に気を使ってか、今年も毎試合出場させてもらっています。誰も戦力外通告をしてくれないので、そろそろ潮時と今年で自ら身を引くつもりのラストシーズン、チームは二つのリーグ戦で5戦負けなしと絶好調。10回に一度、出会いがしらの一発がある程度の私も、今年は打率3割キープと狂い咲き?。現役続行に色気が出てきたこのごろです。

少年サッカーは、今週末から小学生のサッカーでは全道につながる最後の大会となる「北電カップ函館地区予選」が始まります。長男の所属するチームは優勝候補の一角でトップシード。控えキーパーの長男は、今回その座を技量差の無いの6年生に譲り、残念ながらベンチには入りませんが、実力のある今年のチームには是非とも帯広(全道大会開催地)までコマを進めてもらいたいと思っています。

Dvc00218 昨年までは長男が出る試合が無いと自分の時間が出来ていましたが、次男が野球を始めた今年は休みがありません。次男の少年団は、長男のサッカーチームと違って、ハードな練習の割りに勝てないチーム。練習試合は負けが先行、今年最初の大会もコールド負けでした。ところが、先週から始まった、こちらもベスト4以上が二つの北海道大会に進める、子供達にとっても一番力が入る大会の1回戦を快勝。3年生の次男が試合に出ることは無いため、今まで試合をじっくりと見ることがなかったのですが、良くみるとレベルの高い子もいて、勝敗の7割を決める投手も水準以上。決して弱くはありません。勝つことで自信をもったのでしょう。直後に組まれた練習試合で、勝てることは無いと思っていた強豪チームに逆転勝ち。サッカーも野球も、この年代、ちょっとしたことでチームが一変することはあるものです。意外と行けたりするのではないかと、楽しみが一つ増えました。

休む時間はありませんが、スポーツ一家の夏はハードに充実しています。

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2011年6月15日 (水)

明るい未来のために ~函館フルマラソン~

今週末から、中央函館競馬が開催されます。例年であれば、この時期、俄かに観光客が増加するのですが、今年は待てども呼べども反応薄。未曾有の事態の中、あの手この手を使っても駄目なときは駄目。採算度外視の下手な安売りで体力を消耗するより、ここはじっと体力温存。動かざるのも経営のうちです(本当か?)。

Dvc00217 使うのは自分の体力のみ・・・と、いうことで、本日からエントリー開始の函館ハーフマラソンに早速申し込みをしてきました。今年は、来月の青森ハーフを皮切りに、北海道マラソン他、全4レースに臨むつもりです。今月から、早朝を中心に走り込む量を増やしたところ、下半身各地に痛みが走り、悲しいかな年齢を感じざるを得ない状況です。40半ばの体力も、温存気味にいかなければなりません。

足元は、じっと耐える今日この頃ですが、将来のための活動は、様々な公職(ちょっと増えすぎ・・・)で着実に行っています。その中でも、ライフワークの中枢にあるのがフルマラソン大会開催に向けた活動です。昨日、教育委員会の担当セクションと意見交換の場を持ちました。否定的な態度を取られるのではないかと身構えて向かいましたが、想像を超えて前向きで良い話し合いができました。市長の公約にあったためかもしれませんが、我々の意見を受け止めてくれた上で、ネックになるのは警察の協力体制であること、そのためには、コースの選定が重要になる旨の指摘を受けました。

予算など解決しなければならない問題は多々あるものの、ハーフとは別日程での考えにもある程度理解してもらうことができました。今後、コースのシミュレーションや、多くの問題を解決しながら開催の方向に動いている京都マラソンの事例を調べ、再度話し合いの場を持ち、検討委員会の発足に向けて動くというところまで話が進み、大変有意義な時間となりました。尚、もう一つの課題である函館ハーフの拡大については、今年は諸事情あって200人の定員増加にとどまったが、来年度はコースを一部変更の上、大幅な増員を考えているということで、そのための業務スケジュールも見せてもらえました。我々の出番は不要のようです。

観光業界を取り巻く環境は厳しいものがありますが、将来の夢は少しずつ実現に向けて動き出しています。復興が進み、新幹線がこの地まで来たときに今の苦労が報われるため、じっと耐え、一方、地道に種を蒔き続けます。

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2011年6月13日 (月)

観光業界 厳しさが現実に・・・

当ホテルだけのことではなく、函館に、北海道に限ったことでもなく、おそらく全国的なことだと思いますが、観光地は足元非常に厳しい状況に置かれています。

Syukuhaku_2

上のグラフは、函館市内主要ホテル(20先)の月別の宿泊者数です(出所:日本銀行函館支店「道南地方の金融経済動向」より)。あの3.11以降、3月、4月と宿泊者数は大幅に落ち込み、対前年では30%を越える記録的な下落率となりました。その後、GWは日の並びも良かったこともあり、前年並みかそれを上回る入込みとなり、全国的にも落ち着きを取り戻したかのような報道がなされました。

今、一般的に知れ渡っているのはここまでですが、観光業界に席を置く人達は大変厳しい現実と戦っています。GW以降、例年であれば一旦落ち着いた後、観光客の数は徐々に増えていくはずなのですが、今年は季節を逆戻りしたかのように全く動きが見られません。おそらく、7月に出る5月の数字は、GW効果もあって下げ率が縮小し、回復の兆しが見られるような評価が下されるかもしれませんが、惑わされてはいけません。足元、少なくとも当ホテルでは、6月としては過去十数年で最低の入込になることがほぼ確実です。

いつもの年であれば、修学旅行生で賑わう函館朝市もオフシーズンのような静けさ。修旅のコースが被災地を回避して、特需的な入込を期待する向きもありました(失礼な言い方で申し訳ありません)が、現実はキャンセルと新規、ネットでマイナスです。おそらく当月、全市的に停滞しており、宿泊客数の前年同月比も再び3,4月並の下げ率に再度拡大するのではないでしょうか(※グラフの2011年5,6月(点線ピンク)はイメージ。数字的根拠はありません)。

震災直後の混乱の後、本当に厳しいのはこれからだと覚悟はしていましたが、リアルな現実が想像を超えて観光で生きる街を包んでいます。予約状況からは、少なくとも7月上旬まで、率的に同様な傾向が続き、夏場に多少回復したとしても、前年を上回ることはないでしょう。僅かな望みの新幹線効果で、最悪だった一昨年レベルは回避したかったのですが、その望みも薄くなりつつあります。もはや企業レベルではどうにもならない状態。稼げる僅かな期間に確実に身に入れて、後はひたすら体力温存、”超節”経営のさらなる覚悟を決めました。

最近、テレビや新聞で取り上げられていない観光地の厳しい足元の現状です。

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2011年6月 9日 (木)

2011函館ハーフ募集開始へ

今日の新聞に載っていた函館のスポーツに関する話題を2つほど。

Marason まずは函館ハーフマラソン。早いもので今年の開催まで3ヶ月余り。本日の北海道新聞朝刊スポーツ欄に、今年の参加者募集の広告記事が載っていました。応募期間は6月15日(水)から3週間。募集人員拡大を検討していると聞いていたので、少し期待していたのですが、昨年から200人増えただけの2000人。「東日本大震災復興支援」の冠はついてはいるものの、参加料等条件は変わらず名称だけ?。こんな時こそ、被災地のランナーなどをドンと招待して、規模拡大を図ればよいと思うのですが・・・。毎年人気の大会、ランニング人口も増えているので、今年も10日足らずで定員に達するものと思われます。参加希望の方はエントリー開始と同時に申し込んだ方が懸命です。

どうも行政には、マラソン大会を観光資源と考える発想は無いようです。呼べども、誘えども中々増えない観光客。それが、この大会の募集人員を拡大するだけで、お金を払って遠方から参加するランナーが限りなくいるのですから。わずか1日とはいえ、募集人員を2倍、3倍にしたときの経済効果は莫大です。

募集人員拡大検討と言いながらわずか200人しか増やせない現状では、ハーフと同日にフル部門を創ることなど不可能なことは初めから見えています。やはり、前例の無いこと、新しいことをやるには民間の力が無ければ出来ないようです。ハーフ拡大と同時に、新たに別な日程で、フルマラソンの大会をこの街に創設するため、あらゆる手段、人脈、手口、裏技を駆使して実現に漕ぎ着けたいと思います。お陰様で、官民、知る人、知らない人から多くの応援の声を頂いております。

00hako もう一つの話題は、函館新聞1面の載っていた函館市民体育館全面立替に向けて動き出したという記事です。工藤市長の公約通り、現体育館を残してメインアリーナだけ新たに新設する非効率な案を翻し、コンベンション機能を充実させた新体育館に建替える方向で検討に入ったというのです。メインアリーナ増設より建設費は多少嵩みますが、今後の維持費や使い勝手を考えたら当然の判断だと思います。合併特例債を利用する為には、2014年度中の完成を見なければなりません。素早い行動力に、今後の市政の変化に期待が持てます。

新市長はスポーツコンベンションの考えに理解があり、フルマラソン大会創設に関しても力強い後押しを貰っています。ハーフの拡大にしても、1割2割の小さな数字で拡大したなどと言う人ではないでしょう。スポーツを一つの切り口に、函館観光さらには経済の活性化に寄与できるよう尽力していきたいと考えています。

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2011年6月 8日 (水)

やっと20℃

昨日の函館の最高気温は23.2℃。今年一番の気温となりました。ところで、函館の気温が20℃を超えたのは今年初めてのことです。5月中に最高気温が20℃を超えなかったのは51年ぶりとの報道があったので、20℃超が6月7日というのは更に記録的なことに間違いありません(調べるのが大変そうなので想像です)。

Dvc00214 桜の開花は平年より早かったものの、函館は4月下旬以降肌寒い日が多く、中々晩春の北海道らしい快適な気候に恵まれませんでした。この時期、海に面した函館では気温が上昇するとまだ海水温が低いため、朝晩を中心に海霧が発生することが多くなります。今年は、これも例年より遅く、今朝の出勤時に久々に見て、今さらながらもう6月なのだということに気付きました(写真)。

さて、全くあてにならず、ころころ変わる長期予報では、北日本の今年の夏は平年並みかやや低い気温になる見込みとなっています。しかし、異常に暑かった昨年の夏も、今頃はそんな予報だったと記憶しています。電力不足が懸念される本州とは違って、北海道の夏は少し暑いくらいが丁度良い。適度に暑い夏の北海道に、国内外から多くの観光客が来てくれる事を願って止みません。

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2011年6月 6日 (月)

リレーの選手

函館では、5月最終週もしくは6月第1週に集中して小学校の運動会が開催されます。首都圏や西日本とは異なり、この時期梅雨の影響を受けることはなく、比較的安定した天候に恵まれることが一因だと思いますが、このため、当地では運動会シーズンといえば秋ではなく初夏になります。

Dvc00213 足が速いことが恰好いいことだと思い込んでいる小3の次男は、過去2年間リレーの選手の”補欠”。クラス替えのあった今年は、男子上位4人に与えられるその権利を獲得することにすべてを懸けているようでした。父と似て、やや自信過剰ぎみの次男は、自分はクラスで3番目に足が速く”当確”と思い込んでいたようですが、蓋を開けてみると3年連続の補欠に。決まった当日は相当に落込み、「運動会の日、リレーの選手の誰か休めばいいのに」と半ベソ状態でつぶやいていました。

その執念が実ったか否か、何とリレーの選手の一人が家の事情で運動会を欠席することになり、次男は晴れてクラス代表に。本番では、抜くことも抜かれることもなくグランド半周を走っただけでしたが、目標達成にご満悦の様子。たかが運動会、されど次男にとっては間違いなく一生の思い出に残る1日となりました。

同じ日、札幌で行われていた春季高校野球北海道大会決勝戦では、函館大有斗高校が見事優勝。函館のチームが春、夏、秋の北海道大会で優勝するのは21世紀に入ってから初めてのことです。春季大会は残念ながら甲子園には繋がりませんが、間もなく始まる夏の予選では、久々に函館の高校が北海道代表になることを目指して頑張ってもらいたいものです。

観光もスポーツもいよいよトップシーズン。仕事は厳しい現実と戦わなければなりませんが、忙しくなる長男のサッカーと次男の野球で、少し気分を紛らわせたいと思っています。

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2011年6月 4日 (土)

市役所の食堂

先日、函館港にツチクジラが水揚げされ、今、市内至るところで鮮度抜群の鯨肉が出回っています。函館は調査捕鯨も含め、食用の鯨が揚がる全国的にも数少ない港町です。以前、卸売市場内にある食堂「魚いち亭」の竜田揚げを紹介しましたが、こんなにおいしい鯨を安価で口にできるのも函館ならではといえるでしょう。

今回、鯨を口にしたのは函館市役所の食堂。たまたま昼時に市役所へ行く用事があり、その際、食堂で数量限定の鯨竜田揚げ定食を提供している記事が載っていたのを思い出したのです。考えてみると、市役所の食堂で食事をするのは、函館に戻って12年、いや、この街に生まれて初めてのことです。多くの職員に面が割れ(悪いことをしている訳ではないが)落ち着かないのと、この手の食堂は安くてもそれなり(失礼)との先入観があったため、足を向けることはありませんでした。

Dvc00013 昼時とはいえまだ正午前、職員の昼休み前ということもあって食堂の客は疎ら。”数量限定”の心配もする必要はありませんでした。自動販売機で食券を買い、大衆食堂的な窓口で券を渡して待つこと数分、見栄えもなかなかおいしそうな定食が出てきました。素材は最高とあって、一抹の不安は一口で吹き飛びました。タレのポン酢醤油との相性も抜群。これで560円は、魚いち亭の480円を上回るものの、おかずの数と種類を考えればむしろお得。

他のものを食べたことがないので、食堂の評価は出来ませんが、少なくとも鯨の竜田揚げ定食は当たりです。函館市役所の地価1階。誰でも気軽に入れます。騙されたと思って?、一度足を運んでみては・・・。

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2011年6月 2日 (木)

函館山登山道

函館山の山頂につながる函館山登山道は、夜景が見頃となる17時から22時を除く時間帯、一般車輌も無料で通行可能なのですが、市民以外には意外と知られておりません。登山道入口から約4km、10分足らずで山頂駐車場まで登ることができ、恰好のドライブコースといえます。

Dvc00006 山の市街地側を登る路は、街を見下ろす景色が広がり、山を登るというより高層ビルを上っていく感覚です。山頂に着くと、夜景とは異なる昼間の市街地を一望出来ると同時に、山の裏側には津軽海峡が広がり、天気の良い日は青森県の下北半島や津軽半島も、間近に見てとることが出来ます。(写真は函館山山頂から立待岬方向を写したもの。岬の奥に下北半島が見えますが、正にこのあたりで原子力発電所の建設が進められています。※写真はクリックで拡大します)

この他、恵山や駒ケ岳といった道南の活火山も視界に入り、夜景とは一味違った絶景を楽しむことも出来ます。市民の皆さんも、意外と昼の函館山など、子供の時以来登っていなかったりするのではないでしょうか。函館山から見下ろす昼景も、世界に誇れる宝だと思います。お越しの際は、夜景を観た翌日、もう一度明るいうちに山頂を目指して下さい。前日観た景色とは、別の世界が広がっています。

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