北海道新幹線開業への槌音
未曾有の震災の影響から、工事の中断や開業の延期があるのではないかと懸念していた北海道新幹線ですが、心配していた資材調達の遅れや予算執行停止といった話は聞こえず、工事は順調に進捗しているようです。特に、新函館駅(仮称)が建設される現渡島大野駅付近では、目に見える形で高架工事が行われており(写真)、「本州のもの」と思っていた新幹線がこの地に到達することが現実味を帯びてきました。
今までも新幹線工事は行われていました。しかし、トンネル工事が主体で、普段の生活圏で目にすることが無く、わかってはいても実感が沸きませんでした。それが今、函館市近郊のいたるところで、橋脚や高架の工事が始まり、新聞によるとそれは今年の夏から秋にかけてピークを迎えると言います。1、2年後にはその開業に先駆けて、新幹線の通り道が函館平野の田園地帯に雄大な姿を現すことになるのでしょう。
楽観論もわずかにありますが、現実的に当地の観光はこれから夏場にかけて、また来年に向けて、どれくらい落ち込むかが焦点になってくると思います。それでも恵まれているのは、当地は4年後に”物流”の大変革が訪れることがほぼ保証されています。少なくとも北海道新幹線開業当初、大変革が我々観光業界にとって大きなプラスとなることは、震災前の新青森効果を見ると明白です。落込みが大きい分、その先のV字回復が他の観光地より見込まれることは間違いありません。
その時にその恩恵に預かるために、そしてその先も継続して成長していくために、今この苦しい時期に準備を怠ってはなりません。
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