球春
今年の春は極端に降水量が少なく、お陰で函館では例年より早く、アウトドアスポーツが本格化しています。先週末も、市内のグランドでは子供から大人まで、至るところで練習や練習試合が行われていました。我が家ではこの春から次男が少年野球チームに入ったため、私は長男のサッカー、妻は次男の野球とそれぞれの練習試合へ別行動。震災の影響でこの先の厳しい現実から逃避できる、束の間の息抜きの時間を過ごしました。
以前も書きましたが、少年野球と少年サッカーを比較した場合、こと育成に関しては、日本では後発といえるサッカーの方が数段上を行っています。将来に向けた明確な目的があり、その達成に向けて賛否両論交えながらも、年々改革されているのが少年サッカーです。
U-12世代では今年から日本サッカー協会主催の大会はすべて8人制となります。人数を減らすことで個々のボールタッチが増え、技術向上を促進させるのが主目的です。また、今年から函館地区では協会に加盟する全少年チーム対象に春から秋までのロングランで、プロのようなリーグ戦が開催されます(昨年までは夏以降の短期間での開催)。試合機会を増やすことを目的に、全国展開を目指しているポカリスエットリーグは、今週末、当地区の開幕を迎えます。
ところで、市内クラブチームでGKをやっている長男は、上の学年(U-12)の正キーパーが辞めたことで、予期せぬ形でレギュラーとなり、フットサルでは大会にも出場しました。しかし、この春、他地区の強豪チームから上の学年のGKが転校してきて入団、確かな技術を持った子で、客観的にも主観で見ても息子は再び控えの立場に逆戻り。このチーム事情に、息子は落ち込むどころかホッとした様子。同学年ではともかく、上の学年のチームでGKを守るのは相当なプレッシャーだったようです。それ以上に親子ともどもショックだったのは、同学年の中心選手が諸事情で他チームに移籍してしまったことです。上の学年と合わせて、今後とも道大会を狙える力があると確信していましたが、戦力ダウンは否めません。小学生のクラブチーム、色々なことがあるものです。
何はともあれ、これからのシーズン、ロングランのリーグ戦の他にも複数の道大会や全国につながる大会が目白押し。控えとはいえ、ほとんどの大会、試合に帯同し、自分の年代であるU-11も含めると、息子も親もサッカー漬けになりそうです。・・・いや、少年野球もはじまったのです。仕事もプライベートも現実逃避は出来ないようです。
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