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2011年3月31日 (木)

争点 ~2011函館市長選挙~

20110317os0101 4年前同様、現職市長に職を辞した副市長が挑むことで注目されるこの度の函館市長選挙。しかし、景気の低迷、地方の衰退が続く中、とにかく保守的な流れを変えようという空気が支配した前回選挙と今回とでは明らかな相違点があります。すなわち、変革を掲げて当選した現市長の4年間の実績が問われることと、勢いではなくしっかりとした政策論争がなされる選挙であることです。

そこで、このたびの函館市長選挙の争点になると思われる具体的な政策を、両候補の公約や見聞きしてきた言動から、極力客観的に記したいと思います。選挙前特有の具体性に欠ける耳障りの良い発言、双方を意識した類似した政策と考えられるものは排除しました。

最大の争点は、工藤氏が最重要課題と掲げる函館市の財政立て直しについてでしょう。工藤氏は市長給与の50%削減はもとより、民間に比べはるかに高水準と言われる市役所職員給与のカットを明言し、人件費の削減に取組む姿勢です。また、その過半数が校長退職者が占めるといわれている児童館の館長職など、公務員の天下りを廃止し、その分を若者の職場として振り分けるなど具体的な政策を提示しています。一方、西尾氏の論調は、現在行っている削減策を継続し、職員給与の削減は最終手段だと新聞社のインタビューにも答えていました。また、この度の震災を受けて、むしろ財政出動しなくてはならないと、正反対の政策を主張しています。

二つ目は、西尾氏の優先政策のひとつ未来大学への医学部の設置です。医師不足解消の一環で、新たに医学部が必要との国の方針もあり、もし未来大学に医学部を誘致することができれば、学園都市として充実が図られ地域振興にも貢献するとの主張です。一方、工藤氏は他大学の医学部の現状を踏まえ、未来大に医学部を設置した場合、年間数十億の市民負担が発生する可能性があることから反対の姿勢をとっています。医学部を作るのであれば未来大ではなく国立、もしくは私学を誘致する方向で考えるべきだと主張をしていますが、基本的には消極的と見ます。

三つ目は、思ったほど争点になっていないようですが、合併特例債を使用した目玉の公共事業、新体育館構想です。西尾氏は現体育館の隣に、新アリーナを増築することを表明しており、すでに構想が示されています。一方、工藤氏は現体育館の維持管理費、立て替えた場合の総工事費などを勘案した場合、増設するよりも全面的に立替をし、さらにコンベンション機能を充実させる考えを持っています。私は、新アリーナ建設のたたき台となる構想の図面を拝見しましたが、固定席の数、コンベンション機能については残念ながら貧弱で、視察したとされる長崎県立総合体育館とは程遠いものでがっかりしています(少し主観が入りました)。

もうひとつ、重要政策ではなくても私的に大変関心あることが、工藤氏の公約にあるのでおまけに書かせて下さい。その公約とは函館ハーフマラソンの拡大とフルマラソン大会の創設です。フルマラソン大会が観光客誘致、さらには街の活性化につながること、競技者からみるとハーフとフルは別物なので、人気のハーフもそのまま残し、こちらも規模拡大すべきだという考えはこのブログでも何度も書きました。これは私にとって正に的を射た政策です。一方、西尾氏は、私が所属する団体でパネラーとして質問に答えた際、ハーフの拡大にも消極的な印象を持ちました。

極力、客観的に記すつもりがやや主観的になったことをお詫びします。事、政策については、今現実に行政を司っている現職より、挑戦者のほうがより創造的に訴えることができることも加味しなくてはなりません。

何れにせよ、政策を一層吟味して、投票所へ向かって下さい。私たちの未来がかかる、重要な選挙です。

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