廃れ行く地方都市の中心街
本日、某団体の例会で街づくりに関する講演会を担当することになっているため、その準備に追われている最中、大変ショッキングなニュースが飛び込んできました。つい先日、このブログでも、函館のスポーツジムも厳しい経営を強いられていることを書いたばかりですが、当ホテルとも提携しているセントラルスポーツクラブ函館が、4月いっぱいで閉鎖することになりました。
以下は今日の例会の主旨説明に用意した文言の一部です。
「国内ではバブル期以降、大都市圏への人口集積が加速し、対照的に多くの地方都市は人口の減少とともに街全体の衰退が目立っています。特に郊外型店舗の趨勢もあり、かつての中心街はシャッター通りと化し、どの街でもその対策に苦慮しています。全国の地方都市に先駆けて人口流出が始まり、高齢化が進む当地函館は、その代表例であると言っても過言ではありません・・・」
今日の講演会のテーマは「一人の人で 一つの物で 一軒の店で 街は変わる」というもので、その内容に大変期待しているところですが、それ以前に今の日本のルールでは、地方都市の再生など不可能ではないかと思うほどの厳しい現実があります。20年前であれば超のつく一等地、30万都市の駅前でスポーツジムの経営が成り立たないのです。
確かに、人気店の出店や専門学校の進出など明るい話題もありますが、それ以上に撤退する企業や店舗が多く、年々空き地空き店舗が目立っているように思えるのは、気のせいではありません。本当の意味での地域主権が実現しない限り、地方都市の、いやこの国の将来は厳しいと思うのは私だけでしょうか。
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