当然の結果 ~休日分散化撤回~
こんなこと真剣に議論することすらおかしいと思ってました。カリスマとか何とかはやし立て、言うことなんでも鵜呑みにするとこんなことになるのです。全国にリゾートホテルを展開しているところなら、少しは戦略も練れるでしょうが、函館のような観光地にとっては死活問題。だいたい休みが無くなるのと同じですから。成功している人のアイデアは間違いないと思ったら大間違い。成功している人は、間違ったと思ったらすぐに修正するから成功するのです。
『観光庁は16日、春と秋に全国5地域で時期をずらして2回の大型連休を定めるとしていた「休暇分散化」案を撤回し、内容を見直す方針を固めた。 同日開いた第2回休暇改革国民会議で、「全国に取引先のある企業は、分散化でかえって休めなくなる」などの反対意見が相次いだ。このため、昨年のシルバーウイークのような秋の大型連休をつくることを柱に、制度を再検討する方向だ。三村明夫座長(新日本製鉄会長)は会議後、記者団に対し、「反対論も大きく、当初の原案通りに進めるのは難しい」として、5地域での分散化に否定的な見方を示した。来年3月の次回会議までに、観光庁が新しい案を提示する。5地域での分散は撤回し、それより少ない地域か、別の分散案を模索する見通しだ。(2010年12月16日12時43分 読売新聞)』
取引があるのに店を開けない証券会社があるでしょうか。せっかく帰省しても、帰省先が平日で団欒の時間が取れない。隣県の業者に発注しようとしたら休みだった。スポーツの全国大会が行えない等々。こんなこと普通に考えてもわかるでしょう。観光のことだけ考えて・・・との批判もありますが、私たち観光業者も大反対です。稼ぎ時、GWに需給が緩んだらあっという間に価格破壊がおこるのが今の世界。稼げるときに稼げなくなります。さらに、休みを良しとしない日本人の気質は、確実に旅行需要を減退させるでしょう。
分散化など議論の場に上げることをやめて、シルバーウィークを毎年作ることや、可能な限り、祝祭日を月曜日にした方が、我々観光業界にとっても国民にとってもメリットになるはずです。
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