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2010年10月22日 (金)

羽田ハブ化とFIT(外国人個人旅行)

このほど羽田空港が国際化し、アジアの主要都市と直接結ばれることになりました。前回、中国人観光客について多少の疑念を記しましたが、羽田空港ハブ化は、函館のような地方観光都市にとって計り知れないメリットをもたらすことになると思います。仁川空港(韓国)はじめアジア諸国の空港がハブ空港(広域路線網の中心として機能する空港)としての地位を高めたことによって日本の位置づけが凋落、この”外圧”によってようやく世紀の失政、「成田の呪縛」から解き放たれようとしています。もっと早く、当たり前の状態にすべきだったのですが、この国は、内側からは自浄作用が働かないのです。

ところで、回復基調をみせる函館観光ですが、外国人観光客に至っては大幅に落ち込んだ一昨年秋のリーマンショック以降、目立った回復を見せていません。為替が依然円高基調にあることと、上海万博などもありアジア諸国の目が成長する中国に向かっていることもあるでしょう。中国の通貨「元」は管理相場により米ドルと緩やかに連動させているため、円に比べはるかに割安となっていることも無縁ではありません。函館にとっては外国人観光客の命綱、台湾や香港のチャーター便が、中国本土に向かっていることが回復の鈍さを助長しています。

Fit

上のグラフは当ホテルに宿泊した外国人の国別の比率です。リーマンショック前の2007年度と後の2009年度を比較してみました。絶対数は2009年度の方が3割ほど少なくなっています。ウェイトで目立つのは以前は香港、台湾、韓国の3ヶ国(地域)で半数以上を占めていたものが大きく減少、代わりにシンガポール、タイ、マレーシアが実数ベースでも伸ばしています。当ホテルは団体客を取らない(取れない)ので、外国人はほとんどすべてFIT(外国人個人旅行)。従って、ほとんどが団体で動く中国人はごくわずかで変わりなし。おそらく、この数字は大型の温泉ホテルなどとはかなり違っているものと思いますが、個人で動くことの多い東南アジアの成長国の観光客が、この厳しい環境においても伸びていることは注目に値します。

羽田国際化による狙い目はまさしくこの東南アジア諸国からのFIT。クアラルンプールからの飛行機に早朝5時に羽田に到着する便があると聞きます。羽田発函館行きの1便は早朝6時台。函館空港は夜間駐機できないため、羽田からの1便はガラガラでも折り返しの羽田行きはビジネス客が多く、機材も小さい分ほとんど満席です。ここに、アジア諸国からの観光客の需要ができれば機材の大型化も可能で一石二鳥。メリットは膨らみます。今朝の北海道新聞で報道されたように、JALは一部の羽田⇔函館便をキャセイパシフィック(香港)との協同運行にします。ほとんどが個人で動く、香港人観光客の復活も望め、函館にとって、当ホテルにとって新幹線北進と並ぶ明るいニュースです。

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