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2010年10月14日 (木)

宿泊業界 明と暗

Goryokakukuusatu 久々に好調という言葉が使われた今年の函館観光業界。決して水準は高くないものの、極端に悪かった前年を分母とした上昇率は大きく、何年も続いてきたマイナス基調がプラスに転じただけでものすごく良くなった気分になります。加えて12月には新幹線新青森駅が開業し、関東、東北からの移動時間が短縮、観光客のさらなる流入が期待されています。5年後には長年の夢であった新幹線が、この地にやってくることも決まっており、低迷の続いた函館観光もいよいよ転機を迎えたのでしょうか。

一見バラ色にも見える将来の函館観光ですが、宿泊業界は必ずしも浮かれている訳ではありません。函館から車で40分、大沼国定公園内にある最大のリゾートホテル、西武グループの大沼プリンスホテルはこの冬、冬期間の閉鎖を決めました。近年のスキー客激減で、元々集客に苦労するオフシーズンの採算が合わず、営業しないほうが得策と考えての判断でしょうが、新青森開業のタイミングでの閉鎖は、実態の厳しさを示しています。

また、函館市内では地元資本の中堅ホテルが、これも新青森開業直前の11月一杯で閉館することが決定しています。前述した通りの好環境で、市内宿泊施設の大部分は昨年より大きく売上げを伸ばしているはずです。ただし、ここ数年来価格を極端に下げて集客を維持していたところは、宿泊客数の割りに利益が上がっていないところも多いと思われます。特に今年のように猛暑となると、水道光熱費も馬鹿になりません。数年前と比べると確実に燃料費は上がっており、大浴場を持つ施設などではでは単価が下がって維持費が嵩む事態も容易に想像がつきます。内情は承知しておりませんが、経営を継続するのに大きな投資が必要だった場合、少しくらい売上げが伸びても回収は難しいとの判断だったのかもしれません。

ところで、先日、ホテルファンドに投資した出資者が、償還期日に元本の20%以下しか償還されないことがわかり、損害賠償請求することがニュースになりました。これは景気に左右されにくいと”言われていた”ラブホテルに投資、営業利益を配当に当て、3年後に売却し更なる利益を目論んでいたファンドだったのですが、リーマンショック後の不動産価格の下落で算段が狂った(それだけではなさそうだが)模様です。3年前といえば、函館市内にも複数のホテルが新たに開業しています。ホテルファンドというのは、ラブホテルだけではありません。ミニバブルで、地価が上昇した極稀な地方都市にもその手のマネーが入っているのです。いくつか問題が露呈しているところもありますが、出資者が損をしていることがわからないのが、この問題の根が深いところです。

需要があるから宿泊施設が増えたのではありません。たまたま、お金が余っていたからです。リーマンショック後、新幹線が来る函館にホテルの新規開業の話はありません。すでに供給過剰の現状が、期間閉鎖や閉館につながっているのです。

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