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2010年5月24日 (月)

洞爺湖マラソン ~函館が取り組むべきこと~

Dvc00104 昨日、洞爺湖マラソン10kmを走ってきました。快晴微風、気温も高すぎず低すぎず、絶好のコンディションの中、意外とアップダウンのあるコースに2km付近から失速、44分台とハーフの10kmの入りより遅い平凡な記録となってしまいました。スピード練習不足と春先の低温のせい(だけではないが)で、体重が昨年のシーズンより3kgほど重いのが影響したようです。

ところでこの洞爺湖マラソン、2kmの親子マラソンからフルマラソンに至るまで5千人を超える参加者が集う大規模なマラソン大会です。北海道内はもとより、マラソン大会シーズンではない全国各地から、大会を求めてランナーが参加するため、洞爺湖温泉街の宿泊客増に一役も二役も買っています。もちろん、全員が宿泊を兼ねる訳ではありませんが、ランナーの家族や友人などと旅行も兼ねてということも多いので、大変な経済効果を生んでいることは間違いありません。

Dvc00105 洞爺湖に限ったことではありませんが、大型宿泊施設が集積した温泉街は、人口が頭打ちとなり、団体旅行が激減した昨今、どこも大変厳しい状況に置かれています。頼みは、中国をはじめとした成長するアジア圏の外国人と、イベント等による需要創造で集客しなければ、右肩下がりを続けていくだけです。私がこのたび宿泊した大型温泉ホテルも、ランナーを除けば、大半がアジア系外国人が占めていました。これだけのイベントがある週末だからこそ、そこそこの混みあいでしたが、平日などの集客が厳しいことは容易に想像がつきます。温泉街のメインストリート、いわば一等地に建っている廃屋と化したホテルが、この地の勢いを象徴していました(右上写真)。

景勝地の温泉街に比べれば、函館のような都市型観光地はまだ恵まれている方だと思います。しかし、そのせいで洞爺湖をはじめとした温泉地に比べ、外国人観光客集客への取組みや、マラソンなどのスポーツイベントに着目した観光需要の創造に対する取組みなどは明らかに遅れています。

アイデアならいくらでもあります。以前も記しましたが、なぜ、全国のランナーに人気がある函館ハーフマラソンに2千人程度の人数制限を設けるのか。観光客を千人単位で増やせる一番簡単な方法です。「警察が交通整理を嫌がり、首を立てに振らない」と聞いたことがありますが、振らせるのが観光行政の役割です。

青梅マラソンのように、やれば人気があるのに以外と少ない30kmのマラソンを、大沼→函館間でやってもおもしろいでしょう。北海道と本州以南はマラソンシーズンが違うので、時期によっては集客力のある大会になるはずです。青函交流の一環として、青森のハーフと函館のハーフマラソンの合計タイムで競うマラソン大会があっても良いのではないでしょうか。ハーフまでなら良いけど、フルはちょっとというランナーも多いはず。2レースでサブフォー、サブスリー(3時間以内)なら夢ではありません。新幹線も来ることですし・・・。

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コメント

ご意見に賛成です。函館ハーフマラソンの人数制限は前から憤っていました。これだけ宿泊設備がそろって(過剰なほど)いるのに、スポーツ系のみならず、多様な参加型イベントをもっと開催していく努力が足りませんね。

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