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2010年3月

2010年3月30日 (火)

函館うまい店 ~中華料理編~

通称”産業道路”は東京で言えば環状7号線。函館市街地の外環を通る道路で、交通量の多さは市内でも有数です。その産業道路の「湯の川」寄り、COOP山の手生協並びに「頂狼飯店」はあります。

ここのオーナーシェフは、国内はもとより中国料理の世界大会においても複数の賞を受賞するなどその腕は折り紙つき。本格中華の店の割りに、敷居も値段も高くないのが魅力で、自宅が近い私はよく利用しています。昨年、この店の近くにバイキングのチェーン店が進出し、客足が落ちたように感じられました。しかし、集客力のある店が近くに出来たことで、逆に店の認知度が高まったのかもしれません。少なくとも休日は以前と変わらぬ入込になっているように思います。

お薦めなのは、日曜日もやっているランチバイキング。近くにライバルが進出してきたことで、休日も行うようになり値段も手頃になりました。大人1050円、小学生以下525円。日本でもトップクラスの料理人が作る中華料理のバイキングです。チェーン店が混雑していて、やむを得ず入ったのがきっかけで常連になった客も多いはず。もし、この店が都会の立地の良い場所にあったら、倍の値段をとっても行列ができること間違いないでしょう。

Dvc00049写真は先日我が家親子4人で食べたもの。この1.5倍は食べて一家で3150円です。二人の息子が一人前を食べるようになった今、普通のラーメン屋でもこれくらいはかかります。ひとつ問題があるとすれば、ついつい食べ過ぎてしまうこと。若い頃と違い中華の食べ過ぎは後々堪えます。

観光客の訪れる場所ではありませんが、車で家族連れで函館に来る機会があれば、調べてでも行く価値のあるお店です。

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2010年3月27日 (土)

真冬に逆戻り

Dvc00048_2真冬並みの寒気が入った今日、函館は景色も真冬に逆戻りしてしまいました(写真は本日14時頃の当ホテル前)。函館で3月下旬の積雪は決して珍しいことではありませんが、今年は3月になってから三寒四温ならぬ三寒一温という感じで、中々春めいてきません。

この分だと、ゴールデンウィーク入り直後に開花して連休中に見頃を迎える予想だった桜も、少し後ろへずれ込むかもしれません。最初の予想公表の後、公式な発表はまだありませんが、4月の気温はいつの間にか平年並みか低めに経過という予報に変わっていました。

函館の桜開花予想、関係機関からの発表があり次第、このブログでも発信してまいります。

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2010年3月25日 (木)

青森の悲報

今年12月に新幹線がやってくるお隣の青森市。しかし、この1月、その開業を待たずに我が同業、駅前の老舗ホテルが相次いで経営破たん、廃業に追い込まれました。

Aomori2 ひとつは宴会場も有するシティホテルの青森グランドホテル。もうひとつはビジネス系の駅前ホテル青森館です。いずれも青森駅から徒歩で1,2分の絶好の立地にあるホテル。築年数も境遇も私のホテルとよく似ています。地元資本で経営者は世襲という環境と、同年代の身近な同業ということで、両ホテルの経営者あるいは役員と面識があります。決して放漫経営をしてた訳ではありません。それどころか、地元に根ざし、社会貢献活動を行っていたからこそ知り得た「仲間」です。

青森も函館と同様新幹線開業期待から、相次いで全国チェーンのビジネスホテルが進出し、需要が膨らまない中、過当(下等)な競争が行われているところです。普通なら、あと1年待てば「開業効果」があるのだから金融機関が助けてくれても良さそうなもの。逆にこの時期に見限られてしまうのは、金の出し手が「開業効果」がなんぼのものか分かっているからかもしれません。相次いで進出した全国チェーンが勝っているかといえばそうではありません。某大手が昨年ADR(私的再生)を申し立てたのは有名な話です。

無秩序な競争が何を生むか、このたびの世界的な不況が示した通りです。景気のあや戻しで忘れてはいけません。タクシー業界は規制の方向に舵をとりはじめました。何の縛りも無い宿泊業界も何らかの制度を設けるべきだと考えます。ヨーロッパの観光都市ではホテルの客室数に制限を設けている自治体もあると聞きます。

対岸の火事ではありません。

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2010年3月22日 (月)

この春ホテルニューオーテは変わります。

Dvc00047 来月、当ホテルは大規模なリニューアルを実施致します。改修のメインは、シングルルームを減らし、替わりに1室4~5名宿泊できるファミリールームを複数新設することです。また、現在3室ある和室を2室に集約、ユニットバス等も交換し、こちらも最大5名まで泊まれる広いタイプにリニューアルします。その他、廊下及び複数の客室の絨毯を張替え、TVも全室地デジ対応交換する予定です。

一昨年来、当函館地区の観光客入込数は大幅に落ち込んでいます。これに、数年前からのホテル建設ラッシュが加わり、私たちの業界は大変な窮地に追い込まれています。特に、一昨年秋の”リーマンショック”以降は、ビジネス需要が急速に落ち込み、価格競争も加わって勝者の無い戦いを繰り広げていることは以前にも記しました。

ただ、少し想定は超えたものの、おそらく相当厳しくなることを予想していました。新しいホテルは初年度よりも2年目以降認知されて稼動を高めること、特に昨年はその集客力を過小評価されているのではないかと思う函館競馬がスタンド立替のため開催されなかったため、世の中の景気動向とあわせて、対前年での落ち込みは当たり前と捕らえていました。3年前に最低限やるべき投資を実施し、この2年間はじっと耐えながら、将来の方向性を見極める考えでした。そのため、昨年度は想定内の赤字は余儀なくされましたが、今年度は売上げこそさらに落としたものの収支はなんとかトントンくらいにもっていけそうです。

当ホテルはビジネスホテルですが、私が経営に携わるようになった10年ほど前から、集客の対象をビジネス客から観光客へと軸足を移してきました。多少景気が回復したところで、ビジネス需要が戻るとは思いません。生産年齢人口が加速度的に減少していくからです。では、これからは何に頼るべきなのでしょうか。団体旅行から個人旅行というのは常識中の常識。その個人旅行の中で伸びているものは意外と語られていません。「外国人」は伸びていますが別カテゴリー。答えは家族旅行です。

ファミリー層と外国人の取り込み強化を図る為に、この度のリニューアルを決断しました。全国チェーンのビジネスホテルとは別の土俵で勝負します。脱ビジホ。築40年になるホテルを今後10年以上続けていくため、△千×百万ほど借り入れし、私の退路も無くなりました(大袈裟?)。ダーウィンではありませんが、生き残るのは変化できるもの。生き残れるためどうか皆さん応援して下さい。

リニューアルに伴う躯体工事のため4月4日(日)、5日(月)は休館とさせていただきます。リニューアル完了は4月20日の予定です。少しの間ご迷惑をおかけしますが、GW前には古い建物に新しい客室が複数誕生します。皆様のご予約をお待ち申し上げます。

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2010年3月19日 (金)

都心「五稜郭」の凋落

函館駅前以上に商業ビルが立ち並ぶ本町・五稜郭地区。駅から4kmほど離れたこの地域は、裏通りも夜の街を形成し、函館の都心としての位置付けにあります。その中でも、丸井デパートそばの「五稜郭交差点」の一角は、市内商業地の公示地価の中で最高値を示している場所です。

Dvc00044 昨日公表されたこの地点の公示地価、全道でも3番目となる対前年16.5%の大幅な下落となりました。2年ほど前まで、新幹線開業期待に乗ったミニバブルの行き場の無い資金によるホテル建設などがあり、他の地方都市に比べ高止まりしていたのは事実ですが、それだけではありません。市内最高の公示地価の対象となっている一角の正面には、7階建ての巨大な空きビルが存在します(写真)。昨年5月に、不況による売上げの減少と建物の老朽化から撤退したスーパーグルメシティ(ダイエー)が入居していたビルです。破綻した丸井の函館店の存続が決定してほっとしたのも束の間、同店とともにこの地域の中核を担っていた大型スーパーの撤退は、この地域を訪れる買い物客の激減を招いたのは言うまでもありません。

Dvc00045 右の写真は、上記空きビルのはす向かい、公示地価の対象となっている土地が面する交差点の、別の一角にある商業店舗です。本来なら、超のつく一等地の,道路に面した一階部分が軒並み空き店舗となっています。大幅に値下がりした地価ですが、素人目にも、下げ止まってはいないことは一目瞭然です。

函館は地形的な特性もあって、都市圏人口三十数万の地方都市でありながら、中心街が複数に分散し、都心機能はどこも人口の割に脆弱です。その中でもかろうじて、都市の顔となっていた五稜郭地区の衰退は、街の力を奪い取られるような不安を感じます。11年前、函館に戻ってきたとき、五稜郭の商店街の関係者が、「今のままではここも大門(衰退した函館駅前商店街)のようになってしまう」と言っていたのを記憶していますが、現実味をおびてきました。

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2010年3月16日 (火)

函館うまい店 ~パスタ編~

このブログを始めてから、函館でパスタのおいしい店を紹介してくれとの要望が多かったため、特別スパゲティマニアではありませんが、意識してパスタの店を回っていました。最近は、チェーン店のビジネスモデルが進化して、安価でもそれなりの味のスパゲティを提供するレストランが増えてきて、そういう店は一定の規模がありながらそこそこ混みあっています。一方で、昔ながらマスターの腕一本で勝負している個人経営のパスタ店の多くは苦戦を強いられているようで、これはどこの業界も同じようです。今日は、個人経営ながらキラリと光るパスタのお店をいくつか紹介してみたいと思います。

Dvc00041 この店で食べたのは20年以上前。学生時代か就職後か忘れましたが、帰省の際、おいしい店ができたと紹介され、友人と訪れたはずです。当時、テレビか何かで知ったばかりのアルデンテといわれるゆで方を見事に具現化していたことを記憶しています。「銅鍋」と書いて「あかなべ」と読むそのお店、以前あった場所に既に店が無かったため、閉めたものだと思っていましたが、先日、たまたまネットで発見し、移転したことを知りました。美原の交差点近く、赤川通り沿いにあるその店は、決しておしゃれではありませんが、味は昔と変わらず確かなものでした。通常1000円~1500円のメニューがランチで800円。追加コーヒーは100円。ドリンク付きで1050円でも同じ数出るのにと思いながらも、また来ることを誓いました。

Pastaria 函館の中心街、五稜郭交差点すぐ近くながら、本町交番の裏手、地味な場所にある「パスタリア」。おそらく、函館のパスタ好きなら一度は耳にしたこと、あるいは口にしたことがある名店です。一口食べた瞬間に、チェーン店との差、そばでいえば手打ちか機会打ちほどの差があることを感じることができる店です。函館出張の際、必ず立ち寄るビジネスマンもいるそうです。有名店のため、味や値段の詳細はいろんなブログで紹介されているので省きます。

Dvc00042 最後にパスタ専門店ではありませんがちょっとした穴場。函館工業高校から深堀町の電停に抜ける「放射4号線」のちょうど中間あたり。一見、一般の住宅のようで、注意していないと見逃してしまう洋食レストラン「Bees Bee」。入ってみると、高級感あるおしゃれな内装。昼のピークを過ぎているのに、店はカップルや家族連れでそこそこの入込みでした。メニューは多彩で、しかも店の雰囲気のわりに手頃な値段。たまたまパスタのランチ(1000円)を注文したのですが、これが正解でした。パスタに絡むクリームソースに、かなりのレベルを感じました。サラダにエスプレッソを選択できて、この味、この値段は魅力です。奥様方のランチタイムに最適ではないでしょうか。

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2010年3月13日 (土)

積雪ゼロ~桜開花は少し早め~

Dvc00040 本日、大雪が降った昨年12月中旬以来ちょうど3ヶ月、函館の積雪がゼロになりました。平年の根雪(長期積雪)の終了日は3月8日ということなので、例年より少し遅い程度ですが、暖冬だった昨年は真冬もほとんど積雪が無かったので、今年の冬は長く感じられました。先日、函館のわずか南に大雪をもたらした爆弾低気圧などもあり、まだまだ油断はできませんが、これから寒暖を繰り返し、日陰の残雪や除雪の雪山が消えると北国にもようやく春がやってきます。(写真は今日の函館駅。駐車場除雪後の雪山はまだ残る。)

日本気象協会や専門の調査機関によると、今年の函館の桜の開花予想日は4月27日~5月1日、平年よりわずかに早いということです。春先は平年より高めの気温が予想されていますが、周期的に寒の戻りがあるため昨年ほど早い開花にはならないようです。

予想が当たれば、GWのピーク、5月の連休に函館の桜は見頃を迎えることになりそうです。

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2010年3月11日 (木)

函館⇔ソウル 高搭乗率の裏側

函館と韓国ソウル仁川空港を週3往復で運航する、大韓航空の1月の搭乗率が95.1%に達しました。一昨年秋には一時減便されるなど低迷していましたが、オフシーズンにもかかわらず過去最高です。

Soul 実は私もこの月末に2泊3日の格安ツアーで、ソウルに行ってみようと計画していましたが、飛行機が満席で断念せざるを得ませんでした。午後1時過ぎの便で出発し、翌々日正午には到着するツアーなら、実質1日会社を空けるだけで済む”海外旅行”です。多くのお客様を受け入れているアジア大陸の空気に一度触れてみたかっただけに残念です。

中国の景気回復を背景に、日本以上にその恩恵を受けている韓国の立ち直りが早く、大挙観光客が押し寄せていると思いきや、実はそれはど甘くはないようです。関係者によると、ソウル函館便建て直しのため、航空運賃を千歳便などよりも安く設定したため、北海道を訪れる韓国人観光客は函館便を選択し、旅行会社も魅力的な商品を開発できたことから道南地域からの旅行客も増加したとのこと。

功を奏した形ですが、実はこれも3月一杯。4月以降は、千歳便並みの料金体系に戻し、客数減少を見越して飛行機の機材も現状より一回り小さくなるということです。千歳と同額であれば、当然利便性のよい千歳空港の利用が増えることでしょう。

高搭乗率を報じた新聞記事は、先行きにも期待を抱かせる書き方をしていましたが、現実は逆のようです。同じ旅行会社が継続する、4月以降のソウル格安ツアーには、それまでは付いていた夕食1回が無くなっていました。

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2010年3月 9日 (火)

函館うまい店~更科そば編~

信州原産で普通のそばよりも色が白く、高級蕎麦として扱われている更科そば。北海道ではあまりなじみのあるそばではありません。私も道内外で何度か食したことがありましたが、小麦粉が多いイメージで、自分の口には合わないものだと思っていました。

私は間違っていました。

函館市民会館近く、電車通り沿いにある「起進堂」。評判のお店だったので、一度行ってみたかったのですが、なかなか機会が無くこのたび初めて暖簾をくぐりました。昼時の時間をはずしたにもかかわらず、そこそこの混み具合。駐車スペースは埋まっており、やむなく市民会館の有料駐車場に車を止めました。初めての店で頼むのは、一番味がわかるスタンダードな「もりそば」。メニューを見ると、同じもりそばでも、機会打ちのもりそばと、手打ちの挽きぐるみそば、そして同じく手打ちの更科そばがあるではないですか。

Dvc00037 頼んだのは挽きぐるみと更科の2色もり。先に出てきた更科を興味本位にすすってみると、過去に経験したことのない喉ごしが・・・。これが高級蕎麦といわれる更科か、今まで食べた更科はいったい何だったのか。そんな衝撃でした。後で出てきた挽きぐるみそばも間違いなく水準以上でした。しかし、比べてわかる、明らかに前者の勝ち。2色もりというメニューが無ければ手打ち挽きぐるみを食べ、やはり旨い蕎麦屋と紹介したに違いありません。

次回、頼むのは更科の大盛りと決めています。

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2010年3月 6日 (土)

「新函館」~新駅効果は?~

北海道新幹線「新函館駅」(仮称)は、函館の隣町、北斗市の渡島大野駅付近に建設されることが決まっています。5年後、函館市中心部から17km、国内主要都市で唯一、空港より遠い新幹線の駅が誕生するのです。この新駅周辺の開発は、先日行われた北斗市長選挙の争点のひとつにもなりました。さて、「新函館駅」はどのような位置づけになるのでしょうか。

Morioka 私と同等もしくは年上の市内観光関係者は、新幹線開通後の盛岡駅周辺の発展を目の当たりにしてきました。市内中心部から北上川を隔て、小さなお土産屋と食堂しかなく、函館駅前と比較しても貧相だった盛岡駅前は、新幹線開通と同時に様変わりし、大きなビルやホテルが林立しました。仙台圏に吸収されるという懸念は杞憂に終わり、逆に北東北の拠点都市として発展を遂げました。”政治力”も大きかったのでしょう。盛岡およびその周辺では、政令指定都市並のコンベンション施設やスポーツ施設が建設されました。「函館にも新幹線が来るとこんなに街が発展するのか。」「いや、新函館周辺が発展すると現函館駅周辺はますます衰退してしまう。」様々な思惑が渦巻きました。しかし、盛岡の発展は、全国的にみても極めて稀有な例です。

Dvc00034 八戸駅は市内中心部にある本八戸駅から5kmほど離れた場所にあります。東北本線の駅にもかかわらず、駅周辺は元々閑散としていました。7年前、盛岡同様新幹線の終着駅になりました。確かに駅は立派になり、周辺にはいくつかのビジネスホテルや、コンベンション施設はできましたが、駅前は以前同様閑散としています。1日あたり5000人もの乗降客があるにもかかわらずです。八戸駅で降りた人は、滞留せずに青森方面の乗継列車に乗るか、八戸線もしくはバスやタクシーを利用して八戸市内中心部に向かいます。

前記2例は新駅ではありません。元々あった駅に新幹線が乗り入れたものです。

Hanamaki 盛岡の南、人口約10万人の花巻市中心部から6kmほど離れたところに、釜石線と交差する形で「新花巻駅」は造られました。1日10本の新幹線が停車し、1日あたりの乗降客は900人程度です。盛岡開業と同時に、田園地帯に建設された新花巻駅周辺は開業後25年が経過しても中規模の駐車場以外は何も無いといっても過言ではありません。釜石線との連絡が不便なため、花巻市に向かう多くの人は車を利用するようです。

ズバリ何も無い田園地帯に出来る「新函館」の位置づけはこの新花巻駅といってよいでしょう。もちろん、乗降客数は新花巻の何倍にもなるでしょうが、市内中心部までは17km、駅の外に出る人は圧倒的に少なくなるはずです。八戸以上の典型的な中継駅。新駅周辺のビジネスチャンスはレンタカーなどごく僅かに限られます。税金の投入を最小限とし、いかにスムーズに、魅力的に現函館駅まで運ぶかを考えるべきでしょう。

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2010年3月 3日 (水)

イカなきゃ損だよ!食のイベント

観光オフシーズンのこの時期、道南・函館地区では全国区の集客力のあるイベントはありません。しかし、観光資源にこそなっていませんが、函館市内やその近郊で、農協や漁協が中心となって「食」をテーマとしたイベントがいくつも開催され、知る人ぞ知るイベントとしてそこそこの集客力を示しています。

2月28日(日)朝、函館市戸井漁協(旧戸井町)主催の「第8回お魚感謝Day」に行ってきました。当日は、チリ地震の影響で津波警報が出る中、イベント自体が開催されるかどうかも疑わしかったのですが、何分情報が少ないため「とりあえず行ってみるか」と車を走らせました。向かう先は、北海道で本州に一番近い汐首岬近くにある汐首漁港。市内中心部から30分ほどのところです。

Dvc00038 着いてみると漁港の駐車スペースはほぼ満車状態、津波警報が出ていなければおそらく入れなかったところでしょう。イベント会場の漁組の建物前にはすでに長蛇の列ができており、案内も説明も無いのでとりあえず並んでみると、「ゴッコ汁(おそらく函館近郊だけで食べられているほてい魚の入った味噌汁)」の無料提供。恥ずかしながら函館市民でありながらほとんど食したことのなかったゼラチン質の独特な身の汁をおいしくいただきました。

Dvc00039 隣では、大きな水槽に黒くて丸いゴッゴやカジカ、ミズダコが入っていて、老若男女歓声を上げながら短い竿で釣っているというより引っ掛けています。よく見てみると、底の方には高級魚のババガレイがいるではありませんか。これはやらねばと、しばらく待たされた後、500円で竿を借りて次男とチャレンジ。大きいのを狙いましたが、中々掛からず子供から竿を取り上げてようやく少し小ぶりなババをゲット。これでも、スーパーで買ったら1000円近くすると思います(写真右上)。大きなミズダコを釣り上げている人もいましたが、おそらくそれは時価数千円!大変お得な”釣り”です。私の投竿には一生掛かることは無いでしょう。

他にもウニやタコなど、浜値での販売会があったようですが、どこで整理券をもらえば良いのかわからずあきらめました。私がイベントをコーディネートできたらもっと盛り上げることができるのに、とも思いましたがこれはご愛嬌。手に手に魚貝類を持って帰る人の顔は皆満足そうでした。

この手のイベント、地元紙に載るのでいくつかあるのは知ってはいましたが、行かなきゃ損です。どうりでこんなに人が集まるはず。食材の宝庫、道南の食のイベント。いつか、全国から人が集まるイベントに育てていかなくてはなりません。まずは、主催者に代わって情報を発信していきたいと思います。

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2010年3月 1日 (月)

新函館競馬場プレオープン

もう時効なので書きますが、私が初めて馬券を買ったのは10歳の時。それ以来、家庭も街も競馬に対して寛容な、昭和の穏やかな函館の空気に育って競馬暦三十有余年。今でこそ、大きなレースに少額を賭けるのみですが、競馬開催がある夏場は、家族サービス?を兼ねて1,2度函館競馬場にも足を運びます。もちろん、投資金額の多くはJRAに貯蓄してありますが・・・。

昨年はスタンドの建替えということで函館開催は無く、私たち観光業界にもディープなマイナスインパクトを与えました。今年は新装オープンということで、昨年分におつりをつけて多くのギャンブラー、いや観光客をこの街に連れてきてくれるものと期待しています。

Dvc00036 その函館競馬場、この週末にプレオープンということで一部が開放されました。注目は、日本初となるパドックシアター(写真)と、「はなみち」と呼ばれる誘馬道の二つです。パドックシアターは、レース前に競走馬を見せるパドックに数百席の屋内観覧席を設け、場外開催のときは、椅子に座って奥にある大型スクリーンを見ながらゆっくりと競馬を楽しむこともできるものです。また「はなみち」は、通常パドックからレース場まで競走馬が移動する地下馬道と呼ばれる専用通路を、競馬場のスタンドの中に造るもので、移動の際、ファンはレース直前の騎手や馬を間近で見ることができるようになります。

全国10ヶ所ある中央競馬の競馬場のうち、函館競馬場が現存する最古の競馬場であることはあまり知られていません(函館より先に開催した、横浜競馬場と目黒競馬場は既に無い)。歴史ある日本最古の競馬場が最新の設備を用して全国の競馬ファンをお待ちしています。その際の宿泊は是非当ホテルへ。昨日、不覚にも少し増やしてしまった私の「貯金」を”実力”で下ろしてもらってかまいません。

グランドオープンは6月19日です。

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