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2009年11月13日 (金)

今年の函館観光動向

年末まであと1ヶ月半、今年を振り返るにはまだ早いかもしれませんが、観光に関してはすでに先が見えているので総括してみたいと思います。

79 今年の函館観光、年初より予想はしておりましたが、まさに惨憺たるものでした。函館を訪れる観光客の数は、10年ほど前の530万人台をピークに頭打ちとなっていましたが、昨年あたりから落ち込みが顕著となり、特に作秋のリーマンショック以降は過去に例を見ない急減となりました。今年は対前年10%前後の落ち込みとなる模様で、観光客の入込みは400万人台前半、ピークから年間100万人以上の減少は確実と言われています。

我々、宿泊産業個々の施設はもっと厳しい状況にあります。観光客が減少しているにもかかわらず、新幹線開業による将来的な観光客増加の期待もあって突出してホテルの数が増加したため(この2年で市内の収容人員は約12%増)、対前年同月の宿泊客の減少率は2割、3割当たり前の世界でした。宿泊客の減少に伴い、価格競争も激しさを増し、売上げの減少率が客数のそれを上回っているのは言うまでもありません。

このたびの不況で、市場原理主義が悲惨な結果を招くことが証明されましたが、参入に規制が無いに等しい宿泊業界はその典型で、未だ普通に考えて利益など出ない料金で販売している施設が数多く見受けられます。そのようなところは、働いている人かお金の出し手(銀行や投資ファンドの出資者)が泣きを見るのでしょうが、過度な景気対策?のせいで、淘汰されずに生き残っているのが不思議です。

このような状況ですから、簡単に状況など好転しません。背景には生産年齢人口の減少に伴う長期デフレの構造があるため、宿泊産業に限らず、大規模な淘汰でも無い限り、良くてジリ貧、景気は間違いなく2番底を見に行くものと考えています。アジア景気が下支えという見方もありますが、世界的にも過剰な景気対策による教訓知らずの投機の芽が出始めており、これを抑える動きが出た時、想像以上の逆流が起こることも考えられます。今の中国は、激しい浮き沈みを繰り返した高度成長期の日本と同じです。

このような環境下、函館の観光はどうなっていくのでしょうか。長くなるので、次回綴ってみたいと思います。前職ではこんな文章をよく書いていました。(日本証券アナリスト検定会員・・・休会中)

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