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2009年3月

2009年3月31日 (火)

道路がきれいになりました

3月31日(火) 最高気温7.6℃ 最低気温-2.2℃

200903311507001 1月下旬から行われてきた、当ホテル前の道路通称「朝市大通り」の改修工事がようやく終わり、綺麗な道路に生まれ変わりました。

歩道が1mほど拡幅され、カラー舗装と同時に点字ブロックも埋め込まれ歩行者にやさしい道路になりました。電信柱も従来のコンクリートのものから、濃い茶色のものとなり、緑色のレトロ調の水銀灯も設置され夜も明るくなりました。

函館らしいハイカラな道路が、函館駅から朝市を通り、金森ベイエリアを経由してロープウェイの山麓駅まで続くことになり、函館を代表する観光ストリートになることでしょう(なることを祈っています)。

せっかくなので、有名な那覇の国際通りのように新たな名前を付けたいところです。

良い名前はないでしょうか?

これを契機に人の流れが変わり、朝市や当ホテルにより多くの観光客が訪れてくれることを期待します。不景気退場、千客万来!

2009年3月28日 (土)

坂のある港町函館(2)

3月28日(土) 最高気温5.3℃ 最低気温-4.2℃

函館山の麓にある坂には、それぞれ風情のある名前がついています。

Gouseisaka 今日は、先日記した八幡坂以外のいくつかを紹介したいと思います。

まずは「日本の道百選」にも選ばれた大三坂(写真左上)。この坂を登ると、右手にカトリック元町教会とハリストス正教会、左前方にプロテスタントの聖ヨハネ教会を見ることができます。以前も書きましたが、世界でここ函館しかない、宗派の異なるキリスト教教会の博物館のような場所です。

大三坂の上にある、ハリストス正教会と聖ヨハネ教会の間を通る急な小道をチャチャ登り(右上)と言います。チャチャとはアイヌ語で老人の意味で、急な坂道を前かがみに登る姿が老人のように見えるのでこの名前がついたそうです。

おそらく観光客が一番訪れるのが基坂(右下)でしょう。坂の上には旧函館区公会堂、坂の途中には旧イギリス領事館など観光スポットが多数存在し、坂下からの眺めは絵になる風景です。かつて函館から札幌に向かう函館本道の基点となる元標が建てられていたことからこの名前がつきました。このあたりは、江戸末期から大正時代にかけて、函館が繁栄していたころの中心地でした。

大火の多かった函館の防火帯として造られた道幅二十間(36m)ある坂が二十間坂(左下)です。左手には洋食レストランの老舗「五島軒」、右手には日本最古のコンクリート寺院東本願寺函館別院があり、坂を登ると函館山ロープウェイの山麓駅が見えてきます。

これから函館は北海道で一番早く暖かい春となり、観光シーズンが到来します。元町界隈の坂道を、函館の歴史を感じながら散策してみてはいかがでしょうか。

2009年3月26日 (木)

八幡坂 ~坂のある港町函館~

3月26日(木) 最高気温4.8℃ 最低気温-0.5℃

函館は坂の多い街と言われることがあります。

Blog_018 しかし、同様に言われる長崎市などと比較すると、特に市街地はかなりフラットで、坂が多いのは函館山の麓一体と一部新興住宅街くらいです。坂が多いというイメージは、その昔函館の中心街が函館山の麓にあったことと、観光スポットであるこの地域に足を運ぶ観光客が多いからだと思います。

ところで、函館山の麓にある坂の中で、1、2を争う写真撮影スポットとなっているのが八幡坂(写真)です。まっすぐに伸びた坂下には函館港が広がり、行き来する船が港町の風情を漂わせています。TVや映画のロケに使われることも多く、アラフォー世代以上の方ならこの坂で老夫婦が手をつないでスキップをしていた「チャーミーグリーン」のCMを覚えてる方もいるかと思います。

坂の上には函館西高校がありますが、今は別の場所にある函館八幡宮が、かつてこの場所にあったため八幡坂という名前がついたそうです。

2009年3月24日 (火)

函館裏夜景

3月24日(火) 最高気温3.7℃ 最低気温-4.7℃

7 函館は大変風の強い街です。この強風によって昭和初期まで幾度も大火が発生し、その結果、函館の街づくりや建築様式に多くの影響を与えました。

なぜ函館は風が強いかというと、街そのものが海に突き出た独特の形状をしているからです。

「陸繋島」とよばれるこの地形は、陸地と島が砂州によって繋がったもので、江ノ島や松島など景勝地で稀にみられる地形ですが、砂州上に都市が出来ているのは国内では函館を置いて他にありません。

砂州上に出来た街は、大火による犠牲を払うと同時に、世界に誇る美しい夜景を生みました。

函館山とは対極にある通称「東山」からの夜景は裏夜景と呼ばれています。有名な函館山からの夜景とは少し趣を異にする独特の美しさがあると同時に、函館山がその昔、海に浮ぶ島であったことを連想させる景観です。

2009年3月20日 (金)

日本最初のコンクリート寺院

3月20日(金) 最高気温7.9℃ 最低気温3.1℃

Blog_009 宗派の違うキリスト教の教会が立ち並ぶ函館元町には、ここは日本だと言わんばかりに、瓦屋根の大きなお寺が建っています。

東本願寺函館別院は浄土真宗大谷派の寺院で、大正4年(1915年)日本で初めてコンクリートで造られたお寺です。寺院の起源となる阿弥陀堂が函館に移転してきたのは1710年のことですが、幾度も大火で消失したため、耐火建築で再建されることになったそうです。

当時は、コンクリート造りのお寺への抵抗が強く、寄付もあまり集まらないなど、完成まで紆余曲折があったようです。本体だけではなく、付属の表門や堀もすべてコンクリートで造られています。

寺院として機能しており、観光施設ではありませんが、洋風建築物の多い街並みに建つ立派な仏教の寺院は、函館らしい和洋折衷、絵になる風景です。

2009年3月19日 (木)

春の喜び

3月19日(木) 最高気温12.4℃ 最低気温8.3℃

200903180911000 函館に限らず雪国に住んでいる人たちは、3月も半ばになって一面を覆っていた雪が解け始め、土の香りがし始めると、春の訪れを喜びとして感じるのではないでしょうか。

東京に住んでいたころは積雪というものが無かったため季節感も薄く、子供のころ感じていた、長い冬が終わり春が来たという喜びを感じることはありませんでした。それどころか、早春はあの思い出すのもおぞましい強烈なスギ花粉で目を開けることもできず、いつの間にか嫌いな季節となっていました。

今年の函館は極端に雪が少なく、街が雪に覆われていた期間はごくわずかであったため、雪が解けて季節が変わる実感は乏しいですが、わずかに残る残雪の合間から新しい芽が顔を出すのを見ると、春を感じずにはいられません。

函館にもようやく春が来ました。

2009年3月17日 (火)

路面電車が走る街

3月17日(火) 最高気温10.0℃ 最低気温2.7℃

3920050503_3 函館の街のイメージを代表するもののひとつに市内を走る路面電車があります。

現在日本国内で路面電車が走っているのは約20都市だそうです。全盛期の昭和初期には全国65都市で約1500kmの総路線長がありましたが、自動車が普及するにしたがって次々に廃止されていきました。

函館の市電の歴史は古く、1897年に開業した馬車鉄道を起源とし、1913年(大正2年)東京以北では初めて、約6kmの軌道で営業が開始されました。ピーク時には総延長約18kmの路線を有しておりましたが、全国の流れ同様に30年程前から一部路線の廃止が続き、現在は2系統10.9kmで営業しています。

路面電車の走る街は、戦前より発展していた近代の中では歴史ある街です。函館も大正時代から昭和初期にかけては北日本最大の都市として全盛期を迎えていました。そして、その時代の建築物を保存し、今尚その面影が残る函館は路面電車の似合う街だと言えます。

市電を利用すると、湯の川から五稜郭、西部地区まで函館市内の観光スポットをほぼ網羅することができます。(かなり歩くところもありますが。)当ホテルでは、市電1日乗車券や市内の観光施設が割安に利用できる「函館スペシャルチケット」を2000円で販売しています。ニーズに合えばお得なチケットですので、お気軽にフロントまでお問合せ下さい。

2009年3月14日 (土)

啄木小公園

3月14日(土) 最高気温9.5℃ 最低気温4.4℃ 積雪深 なし

「東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる」

001 有名なこの詩をはじめ、石川啄木の詩集「一握の砂」には、ここ函館の大森浜で作られたと思われる詩が数多く存在します。

啄木の墓も函館にあり、石川啄木と函館の縁は深いものと思いきや、彼が函館に滞在していたのはわずか132日だそうです。しかし、この4ヶ月余りの日々が、26歳で亡くなった文豪の最も充実していた期間だったと言われています。「死ぬときは函館で死にたい」と手紙にも残していたことから、彼の死後、妻の希望で遺骨が函館に移されたそうです。

国道278号線、通称「漁火通り」沿いにある啄木小公園は、函館を代表する”写真撮影スポット”です。啄木の銅像の後ろに津軽海峡に面した大森浜が連なり、函館山へと繋がっています。
その函館山の左端、立待岬の近くには今も石川啄木が眠っています。

「函館の青柳町こそ悲しけれ 友の恋歌 矢車の花」

2009年3月12日 (木)

函館の温泉事情

3月12日(木) 最高気温4.7℃ 最低気温-4.6℃ 積雪深 なし

200903091549000 函館の温泉といえば湯の川温泉が有名ですが、函館ではどこを掘っても温泉が出ると言われるくらい市内至るところに温泉があります。

宿泊施設以外は、普通の銭湯か、いわゆる「スーパー銭湯」形式で、温泉にもかかわらず大人390円から420円の銭湯料金で入ることができます。しかも、少し場所が離れるだけで泉質が異なり、函館は市民の多くが毎週、あるいは毎日様々な泉質の温泉を楽しむ、温泉天国な町でもあります。

函館山の麓、湯の川とは反対の市電の終点「谷地頭(やちがしら)」電停近くにある、市営谷地頭温泉(写真)は、同じ塩泉でも湯の川の無色と違って濃い茶褐色で、いかにも温泉に入っている風情が感じられます。50年以上前に掘られ、市民に親しまれてきた温泉で、路面電車で行けるため観光客にお薦めしています。

市内中心部の住宅街に昨年オープンした「なごみの湯」や、日帰り温泉はありませんが函館駅周辺で湧出する温泉は谷地頭と同じく茶褐色ですが色が少し薄く感じられます。

函館の郊外を走る環状道路「産業道路」沿いには数多くの温泉がありますが、無色の単純泉が多く、湯の川と違って、塩分は少ないようです。ほとんどすべてが源泉掛け流しで、湯の華がみられるところもあります。

個人的に一番のお薦めは、函館山の反対側にある通称「東山」を登り、「四稜郭」の先にある陣川温泉です。市内には珍しい硫黄泉で、入ると肌がつるつるになります。

少し離れますが、合併で函館市となった旧南茅部町にある「ひろめ温泉」は北海道では珍しい、乳白色の温泉です。

どうです。温泉めぐりをしたくなりましたか。

函館市内の温泉は住宅街に多く、少しわかりずらいかもしれませんが、フロントでお尋ねいただければ、詳しくお教え致します。

2009年3月 9日 (月)

開港記念館

3月9日(月) 最高気温10.4℃ 最低気温-2.3℃ 積雪深 0cm

200903081157000 開港150周年を記念して3月1日にリニューアルオープンした、旧イギリス領事館内にある開港記念館に行ってきました。

記念館の入場は有料(大人300円)で、150年前の開港当時の函館の様子や、開港に至るまでの歴史や文化がパネルや画像で紹介されています。また、ボタン操作で現在の風景が明治時代に変わる「タイムスリップフォト」や、自分たちの写真を採れるおもしろい仕掛けがあったりで、家族連れで思いのほか楽しめました。

また、以前は公開していなかった、イギリス領事の執務室や家族居室も当時のままに再現し、自由に座ったり写真を写したりすることもできるようになっていました。

市民が有料で入っても納得のいく展示物でしたが、旧函館区公開堂など周辺施設にも入れるお得な共通入館券も販売されており、観光で来られた方はそちらがお薦めです。

2009年3月 7日 (土)

旧ロシア領事館

3月7日(土) 最高気温4.3℃ 最低気温-1.3℃ 積雪深 0cm

09_007旧ロシア領事館は、教会や旧函館区公会堂がある元町地区から少し離れており、公開されてもいないことから、函館西部地区にある歴史的建造物の中では比較的認知度の低い建物です。

函館にロシア領事館が設置されたのは1860年のことで、建物は何度かの移転や火災による消失があった後、現在の建物は1908年(明治41年)に建造されたものです。十数年前まで、研修施設として使われていましたが、その後は特に利用されることも公開されることもありません。一部の市民団体が復元・活用にむけて活動をしているようですが、財政難のため難しいようです。

帝政ロシア時代を彷彿させるレンガ造りの鮮やかな外観と、当時の日本とロシアの関係を伝える歴史的な価値は、もっと観光資源として活用されて然るべきだと思います。

旧ロシア領事館は、西中学校に近い山上大神宮に繋がる急坂「幸坂」の上部にあり、電車道路から歩いて行くにはかなり厳しいところですが、このあたりは景色も良く、映画のロケなどにも使われる穴場的スポットになっています。

2009年3月 6日 (金)

スギ花粉

3月6日(金) 最高気温6.6℃ 最低気温-2.0℃ 積雪深 4cm

32 今週初めくらいから、急に鼻水が大量に出だし、昨日からは目もかゆくなってきました。例年より半月程早くやってきました。そう、私は花粉症です。

北海道では、函館近郊だけに杉が存在し、それも「道南杉」ブランドで木材の中でも重宝されているらしく、山々では植林された立派な杉林を見つけることができます(写真)。

ところが一般的には、北海道にはスギ花粉が存在しないと認識されているらしく、全国の天気予報のスギ花粉情報では圏外。また、函館は白樺も少ないため北海道の花粉情報も参考外で、花粉症の人間にとって極めて情報量が少ないのが現実です。

首都圏に住んでいたころに比べれば、症状も軽く期間も短くて済むのですが、それでも毎年なりはじめの1、2週間はつらいものがあります。

杉はひとつの例ですが、同じ北海道でも道南地域は他の地域と植生や生態系がかなり違います。どちらかというと東北に近く、函館近郊や、渡島半島が北限となっている動植物も少なくありません。車で函館から道央や道東にドライブされる方は意識しているとよくわかると思います。

函館を含む道南の気候区分は、一般的な北海道の亜寒帯ではなく、地中海にみられる温帯の西岸海洋性気候に分類されるという説もあるそうです。

2009年3月 4日 (水)

青函連絡船

3月4日(水) 最高気温5.3℃ 最低気温-5.1℃ 積雪深10cm

Mashuumaru 当ホテルから歩いて数分のところに、青函連絡船記念館として「摩周丸」が係留されています。

摩周丸は全長132m、幅17.9m、重さ8328tの客船で、定員1200名、青森-函館間を3時間50分で結んでいました。青函連絡船は1988年3月13日、青函トンネル開通とともに終航となり、摩周丸も同日が最後の航海となりました。

摩周丸は有料で見学ができます(大人500円)。館内は一般座席や操舵室のほか展示室などもあり、甲板に出て海を眺めることもできるので乗船気分も味わえます。この他、喫茶や売店で一休みしたり、ここだけのお土産を楽しむことができます。

北海道から九州、四国まで、鉄道線路が繋がっている現在、特別な地域に住んでいる人以外は、なかなか大型客船に乗る機会も無いと思います。函館駅からも徒歩3分。主要な観光スポットを回った後、ちょっとした時間潰しにお立ち寄り下さい。

昔、青函連絡船を利用したことのある方は懐かしく思うこと間違いなし、大人も子供も楽しめる施設です。

2009年3月 3日 (火)

函館開港150周年(2)

3月3日(火) 最高気温0.5℃ 最低気温-7.7℃ 積雪深 12cm

Midori 函館港には「緑の島」と呼ばれる人工島があります。

1980年に竣工し1996年に一般開放された島で、当初は水族館や遊園地の建設計画がありました。しかし、これは資金や景観の観点から市民の反対の声が強く実現に至りませんでした。

現在は、芝生のサッカーグランドや駐車スペースなどが整備され、良い季節の週末にもなると家族連れでピクニックやボール遊び、釣りをする人たちで賑わい、市民の憩いの場にもなっています。

この緑の島を会場に、今年の夏、函館開港150周年を記念した各種イベントが開催されます。8月8日から9日間、「食」、「音楽」、「スポーツ」をキーワードに、展示ブースや簡易レストランが設置され、連日コンサートなども行われるようです。

経済不況で観光客が減少し、競馬場の改修工事で函館競馬が開催されないなど、今年の見通しも暗い我が業界ですが、トップシーズンくらいは多くの観光客で賑わってほしいものです

2009年3月 2日 (月)

函館開港150周年(1)

3月2日(月) 最高気温1.4℃ 最低気温-4.0℃ 積雪深 12cm

022 今年函館は、横浜など他の4都市とともに開港150周年を迎えます。(と言われています)

函館にペリーが来航したのは、150年前からさらに遡ること5年、1854年のことです。その翌年には、食料などの補給港として、函館港は下田港とともに他都市に先駆けて開港しているので、実質的には函館は開港154年目となります。

150年というのは、日米修好通商条約をもとに、横浜と長崎が1859年7月4日に開港したのを起点としており、新潟は翌年、神戸はさらにその3年後に開港しています。開港5都市といっても、開港年は同じではなく、150周年ではない函館が横浜とともに、今年記念事業を行うのは事情があるようです。

上記写真は、函館元町公園から函館港を見下ろすペリー像です。

横浜が開港した150年前、黒船で来航したペリーは既に亡くなっていたことも、意外と知られておりません。

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